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玉「ねぇ、なんで?」
宮「どうしたの?玉」
玉「なんで宮田がここなんだよー!」
しりとりではなかなかつかなかった決着も、じゃんけんだと一瞬で決まった。
しりとりで瞬殺だったせんちゃんは自動的に決定権は最後。余りもの(きっと雑魚寝)。
千ちゃんを除く7人でしたじゃんけんで1抜けのにかちゃんが私の部屋のベッドを選んだ。
2抜けの渉君が私の部屋の布団。
3抜けのみっくんがリビングの布団。
4抜けの太ちゃんもリビングの布団。
5抜けの宮っちがリビングのソファーを選んだ。
当たり前だけど、みんな雑魚寝を避けて少しでも寝心地のいい場所を選んでいってる気がする。
そして6抜けは私だった。
といっても、残ってるのはもう雑魚寝ポジションのみ。
どうせ寝るなら自分の部屋かなって思って、私は自分の部屋を選んだ。
これによって7抜けの玉ちゃんはとせんちゃんはリビングでの雑魚寝になった。
リビングのテーブルの位置を少しずらして、布団の準備をしているとさっきからずっと玉ちゃんがぶーぶー言ってる。
雑魚寝が嫌なのか、宮っちの寝る予定のソファーが近いからなのかよくわからない・・・
宮「じゃぁ玉。ソファーで一緒に寝るかい?」
玉「絶対いや」
北「ちょ、まじお前らそんなことして俺の上に落ちてくんなよ?」
ソファーの近くに敷いた布団に寝転がったみっくんが眉間にしわを寄せて言う。
千「ねー、がやさーん。これ布団2つくっつけない?そしたら俺も入れそうな気がするんだけど」
藤「え、やだよ。狭くなんじゃん。せっかく布団ゲットできたのにー」
北「おいおいおい、千賀さん?俺にも了承得ようとか思わないのかい?ちゃんと俺にも聞いてっ?」
千「みつは絶対だめって言うじゃん」
北「うん、そうだよ。ダメさ」
玉「ねぇ、ちょっと。うるさい。寝るから静かにして」
藤「ははっ、寝るとなったら早いな」
さっきまで宮っちとじゃれてたはずの玉ちゃんはいつの間にか目を閉じて横になっていた。
私、自分の部屋選んだけどなんだかんだこっちも楽しそうな雰囲気でいいな。
あぁ、でもなんか布団見たら一気に眠くなってきちゃった。
『じゃぁ・・・私も寝よっかな?』
二「おー!行こ行こー!」
玉「二階堂!うるさい!」
二「玉森!寝ろっ!」
玉「寝てるわ!」
横「はいはい。ニカ行くよ。じゃぁ、おやすみー」
渉君に背中を押されながらにかちゃんはリビングを出て行った。
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作者名:めいめみ | 作成日時:2017年1月11日 23時