転校生は女の子でした３ (ページ10)

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～千賀side～

疲れる・・・なにこの空気。

今日は玉とニカとAちゃんと一緒に帰ってるんだけどね、玉とニカの機嫌が最悪なの。
ふてくされるくらいなら、いっそのこと今日は俺だけでよかったのに２人はあくまでもそこは譲らなかったんだよね。
しかもさっきからずっと話題はわったーの家でのお泊り会について。
２人はいろいろしつこく質問してるのに、Aちゃんはそれに普通に答えてる。

Aちゃん、この空気に気づいてーーっ。

『ねぇねぇ、せんちゃん。せんちゃんも家に寄ってく？』

千「へ？」

全然話を聞いていなかった。
いつのまにかAちゃんの家に寄っていくという流れになっていたみたい。

千「あー・・・いや、俺は今日はやめとこうかな・・・」

二「えー千賀なんでー？」

千「いや、俺ちょっと本屋さん行きたいんだよね。ほら、Aちゃんの家の近くにもあるでしょ？今日ついでに寄ろうと思ってって」

『あ、そうだったんだねー』

玉「じゃぁ今日は２人、あ、間違えた。ニカも来るんだったね」

二「玉、喧嘩売ってる？」

『あははー。にかちゃんはせんちゃんとセットなイメージだもんね』

・・・ごめん、半分ウソで半分本当。
時間があったら本屋さんに寄ろうと思ってたのは事実だけど、正直この板挟み状態(？)ピリピリ感(？)から抜け出したいという気持ちもあるんです！
もう今日は俺抜きで勝手にやってくれー。