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〜千賀side〜
横「なんでそんなげっそりしてるの?」
千「いや、まぁちょっといろいろあるんだよ」
さっきから頻繁に鳴る俺のスマホ。
『もしかしてっ!せんちゃん彼女出来たとか?』
横「あ、そうなの?」
『どうしよう、渉君。うちにいるから彼女と喧嘩になったんじゃ・・・せんちゃん、やっぱり無理して泊まらなくても・・・』
千「違う違う違う。彼女なんて出来てないから」
・・・さっきから俺のスマホに連絡を入れてくるのはニカと玉。
Aちゃんの家に泊まってることが気になってるみたいで逐一報告を求めてくる。
だんだん面倒くさくなってきたから、もう電源切っちゃおうかなw
寝る時間になっても連絡はくるし、一体どこの束縛彼女だよ・・・
でも寝る時間になってまた問題が起きた。
Aちゃんが1人で寝るのは嫌だと言い出して、Aちゃんも俺らと一緒に同じ部屋で寝る準備を始めた。
千「ねぇ、わったー。この前泊まった時もまさか同じ部屋で寝たの・・・?」
横「は?!まさか!Aの部屋で寝たけど、Aはお母さんと寝室行っ*+hdg@」
千「はいはい、わかったからそんなに焦らないでw」
横「で、Aはなんで布団で横になってるの?Aの部屋なんだからベッド使いなよ」
『だってお客さんがベッドの方がいいのかなって。寝心地的に』
千「でもAちゃんのベッド使ったら俺ニカたちに何されるか・・・」
横「さっきからスマホ鳴ってるのってもしかしてニカたちだったの?」
千「ははー・・・」
『ねえ、もう1個わがまま言っていい?私真ん中で寝たいからベッドの隣に布団2組敷くね!』
・・・え、近くない?
ある程度間隔が空くものだと思っていたら、本当にぴったりと隣。
千「俺、ベッドと布団どっちとっても怒られそう」
『ん?せんちゃんなに?』
千「いや、なんでもない。俺、どっちで寝たらいいの?」
『じゃんけんする?勝った方がベッドで』
わったーが勝って、俺はAちゃんの真隣の布団になった。
手を伸ばせばAちゃんに触れられる距離。
これはバレたら本当にうるさくなるな・・・ニカたちには悪いけど面倒くさいからここは黙っておくか。
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年10月12日 23時