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〜千賀side〜
うーん、困ったな・・・
とりあえずAちゃんの部屋にみんなで戻って、課題を再開。
それなりに時間が経って、気づけば夕方になり、そろそろ解散しようかってなった頃。
Aちゃんが突然俺と宮田に言った。
『せんちゃん、宮っち・・・このあと何か予定ある?』
宮「へ?」
千「なに?どうしたの?」
『・・・いやぁー・・・・』
宮「俺、今日友達が泊まりに来るけど?」
『あー・・・そうなんだ・・・せんちゃんは?』
千「俺は別に何もないけど」
二「A!俺もなにもないよ!」
玉「俺もー」
『せんちゃん、もしよろしければなんですけどぉ・・・泊まりません?』
千「・・・え?」
玉「・・・は?」
二「えぇーー!?」
ちょっと待って。なんでこうなる!?
あぁー、今度は玉とニカに睨まれてるわぁ俺。
宮「おいおいおい、Aちゃんどうしたのさ?!」
『だって・・・今から1人になるとか怖くて。さっきちーちゃんに連絡したら旅行中だから来れないって言うし・・』
千「お母さんたち今日帰ってこないの?」
『お母さんもお父さんも1週間くらい泊まりこみで仕事』
宮「まじか」
玉「俺がいよっか?」
二「なんなら1週間ずっと泊まる!」
『だからせんちゃん、お願いっ』
宮「うわー、二階堂と玉のことは完璧にスルーw」
二「Aー!!本当にごめんって!!」
玉「もう本当に嫌がることしないから!」
『せんちゃーん!土下座でもなんでもするからぁっ!』
千「いやいや待って、Aちゃんっ!力になりたいのはやまやまなんだけど、俺だけ泊まるってのはさすがにまずいよ」
『いや、もういてくれるだけでいいんだよ?!ご飯とか、なんなら洗濯もするし!』
玉「うわぁー、めっちゃ言われたい。その言葉」
二「千賀ぁー」
千「もう、ほらこれ!俺だけ泊まったらこの2人に殺されるんだって」
宮「Aちゃん、もうこの2人も泊めれば?それで一件落着だよ?」
『うぅー、でもぉー・・・』
頭を抱えて悩みだすAちゃん。
まだニカと玉に怒っているらしい。
結構頑固だなw
いや、笑ってる場合じゃないか。
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年10月12日 23時