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時間になると渉君と太ちゃんが迎えに来てくれて、一緒に横尾家へ向かう。
結局髪の毛をお団子にまとめて、短パンにTシャツといういつも通りのお風呂上がりの格好で行った。

あんまりキメすぎても引かれるだろうし、それならもういつも通りでいいや!

考えに考えた結果、そうなった。

『初めてだからなんか緊張するなぁ・・・』

横尾家の玄関の前に着くと心の声が漏れた。
その声を聞いた渉君と太ちゃんは笑って「大丈夫大丈夫!」と言って、玄関を開けた。

横「ただいま。お母さん、連れてきたよー」

藤「おじゃましまーすっ」

『おじゃましまぁーす・・』

リビングの方に行くと渉君のお母さんが料理をテーブルに並べていた。

横母「いらっしゃーい!Aちゃんね?お口に合うといいんだけど」

『あっ、井川Aです。初めましてっ。今日はすみません』

横母「いいのいいの!気にしないでゆっくりしていってちょうだいね」

横「A、ここ座っていいよ」

横母「やだ、ちゃっかり自分の隣だなんてっ」

藤「あはははっ!」

横「お母さん!太輔も!」

藤「俺なにも言ってないのにー!・・ぷぷっ」

『その笑いだよ!』

横母「さ、いいからご飯にしましょ」

渉君のお母さんも含めた夜ご飯の時間は笑いが絶えなかった。
ご飯もおいしくて、図々しくもおかわりを貰ってしまうほど。
みんなで片付けを手伝って、渉君の部屋に向かった。

『おぉー!綺麗!さすがって感じ!』

渉君の部屋に入って最初に出た言葉に、渉君が涼しげな顔で「そうかな?」と言った。
渉君の話だと太ちゃんの部屋もなかなか片付いているらしい。
部屋の中をキョロキョロ見回しているとドアをノックする音が聞こえた。
渉くんが返事をすると、紅茶とクッキーを持った渉君のお母さんが入ってきた。

横「言えば取りに行ったのに」

『わ!ありがとうございます』

藤「紅茶?珍しいね」

横母「うふふ。女の子がいるからね」

『えっ!?そんな、なんだかすみません・・』

横母「いいのよー。ご飯、また食べにきてね」

『いいんですか?ありがとうございますっ』

横母「いっそのこと、ご両親が忙しいときは泊まってもいいのよ?女の子1人じゃ何かと物騒だしねぇ」

『いえいえ、さすがにそこまでお世話になるわけには!』

横母「部屋ならあるから大丈夫よ?」

横「お母さん!A困ってるから!」

藤「あははっ。おばさん、その時は俺も泊まっていいのー?」

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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 舞祭組   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年10月12日 23時

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