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にかちゃんと玉ちゃんと3人でマンションの外に出る。
私たちに気づいた太ちゃんと渉君は驚いた顔をしていた。

『おはよー』

玉「おはー」

二「はよー!2人とも」

藤「何事?」

横「なんで朝からお前らがいるの?」

玉「運命かな?ふふっ」

藤「ごめん、玉。もう少し分かりやすく言って?」

二「わかった。俺が言うわ。・・Aと一夜を共に過ごしましたぁっ!」

横「はぁっ?」

『にかちゃん、ちょっと言い方が・・・』

眉間にしわが寄る渉君と、興味津々な顔で私を見てくる太ちゃん。
学校に向かいながら、昨日のことを初めから説明していく。
一通り説明が終わると、太ちゃんが笑顔で私に言った。

藤「Aちゃん大丈夫?変なことされなかった?」

二「してないわ!」

玉「そもそも部屋が別だったしー。でもニカは朝Aと2人っきりだったからどうだか・・・」

二「うわ、やめろ!変な濡れ衣かぶせるなよ。っていうか玉だってAのベッドで寝てたくせに!」

玉「わ、ばか!それ言ったらダメなやつ」

横「・・・・」

『あははっ、渉君顔が険しくなってる』

藤「でもすっごいねー。漫画みたいな展開だったわけでしょ?」

『うん。めっちゃ焦ったよね?』

玉「俺は別に」

二「うん、俺も」

『え、焦ってたの私だけ?!』

横「そりゃこいつら下心が・・・」

玉「なんだよー!自分だってA泊めたくせにぃー」

横「あれは偶然だよ!成り行き!」

二「俺らだって事故みたいなもんだもんー」

藤「朝から元気いいな、みんな。ははっ」

元気に言いあっている3人を眺めながら、太ちゃんと私は3人の後を歩く。

あ、そういえばお母さんが!

お母さんに伝言を頼まれていたことを思い出して、とっさに渉君の制服の裾を掴む。

『渉君!』

横「え、なに?どうした?」

『お母さんから伝言あったの忘れてた』

横「伝言?」

『ほら、私一昨日お世話になったから、そのことでお礼に行きたいんだけど渉君のご両親今夜いるかな?』

横「いると思うけど、そんな気にしなくてもいいのに」

『気にするよー。じゃぁお母さんに伝えておくね!』

横「うん、わかった。また時間だいたいでいいから分かったら教えて。うちも伝えておくから」

玉「お話の途中申し訳ないけどさ。これもういいんじゃない?」

『え?』

玉ちゃんに指を指された先には、渉君の制服の裾を掴んだままの私の手。

『うっわあ!ごめんっ!!』

慌てて手を放すと渉君に苦笑いされた気がする。

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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 舞祭組   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年10月12日 23時

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