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北「しっかし、どーするかなぁー」
涙が止まりようやく私が落ち着いたころ、みっくんがつぶやいた。
横「決定的現場を押さえられればいいけど・・・」
北「いや、つーかさ。靴箱に入ってたんならやっぱり同じ学校の中にも共犯がいるってことじゃね?」
横「・・・見張ってみる?」
北「犯人が藤ヶ谷のファンと仮定して。校外でAと藤ヶ谷が2人でいたらまた写真入れてくる可能性はあるよな」
横「でも下手に刺激したらエスカレートする可能性もあるよ。そこ気を付けないと」
北「藤ヶ谷にもその告ってきたやつのこと聞いてみよう。なんか手がかり掴めるかも」
横「・・・だな。もう太輔に話さないわけにはいかないよな」
北「うーん・・・あとは他のやつらだな。集合かけてみる?」
横「今?!ここに?!」
北「だって、Aの親今日帰ってこないんでしょ?多少居座っても問題ないじゃん」
そう言って私を見てくるみっくん。
『あ、私は全然オッケーだよ。遅くなっても気にしない。でも、みんな来るかな?もうすぐ5時だし、あっという間に夜ご飯の時間に・・・』
北「お前はおかんかっ!w」
横「夜ご飯の時間でも、Aの家って言ったら集まると思うけどね」
『そうかなぁー・・』
横「でもやっぱりまず先に太輔だよ。太輔に話してからみんなにも言った方がいいと思う」
北「じゃぁ藤ヶ谷呼ぼうぜー。あいつ家にいるの?」
横「あー、わかんない。ちょっと連絡してみる」
そう言って渉君は電話をかけ始めたけど、どうやら太ちゃんは出なかった。
念のためラインを入れておいて返信を待つことにした。
太ちゃんから連絡が来たのはそれから1時間が経った頃だった。
詳しくは言わずに、ただ「井川家に集合」とだけ伝えて太ちゃんが来るのを3人で待った。
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年7月24日 23時