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〜横尾side〜
北「あ、もしもーし!横尾さん?明日何してる?」
横「なにもしてないけど?」
北「ねぇー明日ボウリングどう?無性に転がしたい気分なのにみんな用事あって付き合ってくんないの」
横「あー・・・俺もパス」
北「えっ!?用事ないのに!?」
横「うん、ちょっと気分じゃない。ごめん」
北「えー。ひどいなぁ。仕方ない、Aにも聞いてみるか」
横「A?!」
北「え、なに?ダメなの?」
横「いや、だめっていうか・・・」
北「ふふふー、俺知ってんだよ。よこーさん?」
横「え、なにが?」
北「今日Aとデートしたんだろー?目撃情報がなぜか俺のところにきたわ!w」
横「別にデートって程のことじゃ」
北「楽しそうに飲み物買ってたって聞きましたけどぉー?w」
横「あぁーその時まではね・・・」
北「なに?喧嘩でもした?」
横「喧嘩っていうか・・・うーん」
北「え、どうした?」
北山なら相談してみても大丈夫かも。
そう思って今日会ったこと、昨日の放課後でのことを話してみた。
「うんうん」と話を最後まで聞いていた北山は、俺が話し終わると少し黙った。
そして、口を開いた言葉が「じゃぁ俺ちょっとAに連絡してみる」だった。
ん?話聞いてた?
Aに聞いても簡単には話してくれないと思うんだけど・・・
そんな俺を無視して北山は俺との電話を終わらせた。
それから3時間後。
スマホが鳴って、画面をみると北山からのラインだった。
【明日Aんち行くよー
あいつにはよこーさん行くこと
言ってないけどねー
漫画持って行ってやるしか言ってないw
ま、とりあえず昼頃そっち行くから!】
・・・は!??
そういえばA、この前ニカたちが持ってた少年漫画読んでおもしろいって興味持ってたな。
っていうか明日ってAは家族でご飯行く予定あるんじゃ・・・
いや、そもそも俺行っていいの!?
絶対気まずいし。Aも俺くるとは思ってもないわけだし。
北山さん、一体どういうつもりですか・・・
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年7月24日 23時