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2日目の夕食の時間。
夕食が始まる前に学年全員にカードを配って、いよいよビンゴゲームが始まった。
1人がリーチになると、それからは続々とリーチになる人も出てきてあっという間に3人がビンゴで抜けてしまった。
それでもまだ10人近くがリーチで前に立っている。
その10人の中にはにかちゃんとみっくん、手澤君もいた。
二「俺、みつには負けないからね」
北「いいよ、俺より先にビンゴになって担任とランチになっちゃえよw」
二「違う、そういう順位のことじゃなくって!」
北「俺ねー6位死守しろって、よこーさんと藤ヶ谷からすげー見られてんの」
二「なんでみつが守るんだよ」
北「そういう流れでしょうが。あの2人全然リーチになる気配ないし」
前に立っているみっくんとにかちゃんはなにやら2人で話をしているみたいだったけど、離れたところにいた私には全く聞こえなかった。
4人目のビンゴも出てそれから3回ほど番号を読み上げたとき、前にいたにかちゃんと手澤君が手を挙げた。
手「げ、俺ビンゴなっちゃったわー」
二「え、待って。俺もなんだけど・・・」
手「まじ?じゃぁじゃんけんか」
同時にビンゴが出たらじゃんけんで勝った人が先に抜けることになっている。
手「これは・・・どう考えても負けた方が得するよな?」
二「絶対俺が6位抜けする」
手「そんな力んじゃうと失敗しちゃうよー二階堂」
二「うるせーよ。なんでお前そんな余裕なんだよ」
手「だって俺・・・」
北「いーから早くしろよー」
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年7月24日 23時