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〜玉森side〜
『ねぇ玉ちゃん！機嫌直してってばー』
玉「なにがー？」
『それはこっちのセリフだからね。なんでそんなに今日不機嫌なの？』
玉「別にー」
『もう・・・』
朝、ニカに昨日Aんち行ったって聞いた。
わったーとみつも一緒だったって言うし、しかもAの部屋がどうだったとかしつこいし、っていうか修学旅行の話するなら俺だってA同じと実行委員なのに誘ってくれればいいじゃん。
面白くないのが顔に出ちゃって、今日１日中こんな感じのやり取りをAと続けている。
そっけなくしても怒んないからAはやっぱり優しい。
でもそろそろ俺もそっけなくするのやめないと、Aに愛想つかされそうでまずいなって思ってる。
宮「たーまーさぁーーーーんっ」
宮田がニコニコしながら話しかけてきた。
玉「なに？」
宮「スマイル、スマイルー」
『宮っち！それもっと言ってあげて』
宮「じゃぁAちゃんも一緒にぃ」
『スマイル、スマイル』
ほっぺに指をあてて笑顔を作るAの姿が可愛すぎて、ちょっとニヤッと俺が笑ったのを宮田は見逃さなかった。
宮「はい、玉さんの笑顔いただきましたぁー」
『おぉ！さすが宮っち！！』
宮「ふっふっふっっふー」
いや、宮田じゃないんだよ。
Aの笑った顔に負けちゃったの。
宮「そういえばさ、結局部屋割りってどうなりそうなの？」
『んー、今のところ全クラスごちゃ混ぜでもいいんじゃないかって意見とクラスごとでって言う意見が半分ずつで・・・まだ決まりそうにない』
玉「あと１週間しかないのにね」
宮「うちの学校もマイペースすぎるだろｗ」
『だから今日中に部屋割りと初日の夜にするイベント決めなきゃ、しおりが刷れないって先生たち泣いてるｗ』
玉「つーかさー、イベントで下心丸出しの奴多すぎるんだよ」
宮「なに？下心？」
玉「Aにコスプレしろだの、王様ゲームしたいだの、なんかセクハラ目的なのが多すぎる」
『どんだけ大人数で王様ゲームするんだ！って話だよねｗ』
宮「いやぁー、コスプレは否定できないわ。俺」
『うちのクラスの案はいったて真面目なのに食いつき悪くてさぁ』
宮「あ、ビンゴ大会だっけ？』
玉「景品も出せば面白いって言ってるのに、いつも１組はAを占領してるんだからこんな時くらい触れ合わせろって」
宮「もはや思考がセクハラ親父ｗ」
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作者名：めいめみ | 作成日時：2016年7月24日 23時
