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藤「でもさー渉はいつもむすってしてるって勘違いされんじゃん?あれ、もったいなくね?」
『あ、私もそう思う!渉君かっこいいのにねー』
横「!!?」
二「え・・Aってさ、わったーみたいなのがタイプなの?」
『んー、どうだろ?でも本当渉君笑った顔も可愛いし、背も高いし優しいし・・・』
藤「ベタ褒めw」
二「ちょっと待って!俺は?Aは俺みたいなのはどうなの!?」
『にかちゃんはー・・・明るいし面白いし楽しいよね!笑顔が似合う!あ、背も高い!』
千「Aちゃんと比べたらだいたいの男子は背高いと思うんだけどw」
二「俺かっこいいいが入ってない・・・」
『にかちゃんもかっこいいって!冷静に考えるとさ、私の周りってみんなイケメンだねー、すごーい』
二「今すっげー適当にかっこいいって言っただろ?」
『いやいや、本当だって!』
何度本気でかっこいいと思っていると言ってもなかなか信じてくれないにかちゃん。
急に口数が少なった渉君。
にかちゃんと渉君を見て笑い続けている太ちゃんとせんちゃん。
夕暮れの教室に、楽しく笑いあえる仲間、新学期はまだ始まったばかりなのになんだか青春の1ページだなぁなんてしみじみ思う。
千「そろそろ帰りますか?」
『そうだね』
藤「渉、はい、立って」
二「うわ、もうこんな時間じゃん」
校門でにかちゃんとせんちゃんと別れて、渉君と私と太ちゃんでマンションに向かって歩く。
たわいもない話をしながら笑いあっているうちにお互いのマンションが見えてくる。
藤「そーいえばさ、Aちゃんのお母さんとお父さんって忙しい人なんでしょ?」
『うーん、まぁそうだね。下手したら1週間くらい顔合わせないこともある・・・かな』
横「えっ、そんなに?じゃぁ帰ったらいつも1人なの?」
『うん。1週間はほんとうレアケースだけどね。でも1人暮らししてるみたいで気楽といえば気楽だよw』
本当言うとちょっと寂しい。ホラー関係の情報を見聞きしてしまったときは怖くて仕方ない。
でも変に気を使われるのはなんか嫌だからそう答えた。
気楽というのも事実だから。
横「夜ご飯とかどうしてるの?」
『自分で簡単なの作るか、お弁当買ってるよ。お母さんに時間があれば準備してくれてるの』
藤「自分で作れるんだ?」
『あ、言っておくけど本当にめちゃくちゃ簡単なのしか作らないよ?料理はするけどセンスはないみたいw』
藤「あははっ。あ、いいこと思いついちゃったー」
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MEI - あずたこさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!文章力はないですが最後まで必ず書きますのでぜひ読んでやってください(^^) (2016年7月19日 18時) (レス) id: 1f2883c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
あずたこ - 面白いです!更新頑張ってください! (2016年7月18日 9時) (レス) id: 4d4c739171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいめみ | 作成日時:2016年7月11日 16時