20 ページ20
あっという間に午前の授業は終わり、昼休みになった。
二「うっえーーい!昼休みーーー!」
北「待ってろ!焼きそばパン!!」
授業が終わるなり、購買に行ったであろうにかちゃんと北山君。
私も購買にパンでも買いに行こうかな、と500円玉を握りしめて席を立つ。
玉「あれ、Aどこ行くの?」
『今日お弁当なくて。パン買いに行こうかなって』
千「早く行かないといいのなくなっちゃうよー」
玉「っていうかあの中にA混ざるの?大丈夫か?」
『あの中?』
千「かなり激しいからねー。あれじゃない?バーゲンのおばちゃんみたいな」
玉「いやいや、ラグビーのタックルでしょ」
千「ニカたちに頼めばよかったのにー。俺いつも頼んでるよ。2人とも購買強いからさw」
『そんなに?!と、とにかく行ってくるっ!!』
玉「あー、待って。俺も行く」
『え?玉ちゃんお弁当あるじゃん』
玉「ん、いいのいいの。ほら、早く行くよー」
玉ちゃんに腕を掴まれて教室を出る。
廊下を歩いていると、すでに購買帰りだと思われる人たちと何度かすれ違う。
「玉森が姫といちゃついてるー」
「ひーめー、今度俺らと遊ぼうねー」
「姫可愛いね、どこ行くの?」
他のクラスの人たちに声をかけられるたびに玉ちゃんが「うるさぁーい」と笑顔で返す。
歩いているとにかちゃんと北山君ともすれ違った。
北「お、購買?」
『うん、まだ残ってるかな?』
二「いいの少ないよ。Aいるなら俺が買っといたのに!言ってよー」
『あはは、ごめんね。まさか争奪戦になるとは思わなくて』
玉「なかったら俺のお弁当一緒に食べるからいいんだよ」
『えっ?!なにを言って・・・』
二「いや、俺のパンあげるから!」
『いや、それも悪いって!』
北「なぁーA、早く行かねぇと本当に売り切れるぞ」
『あっ、そうだ!玉ちゃん行かなきゃ!』
さっきとは逆で、今度は私が玉ちゃんの腕をつかんで走りだす。
二「うっわー・・・腕掴んじゃってるよ」
昼休みで賑わう廊下のせいでがにかちゃんの言葉は聞き取れなかった。
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MEI - あずたこさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!文章力はないですが最後まで必ず書きますのでぜひ読んでやってください(^^) (2016年7月19日 18時) (レス) id: 1f2883c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
あずたこ - 面白いです!更新頑張ってください! (2016年7月18日 9時) (レス) id: 4d4c739171 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めいめみ | 作成日時:2016年7月11日 16時