俺の恋愛記

気まずい ページ5

んで、余計なやつにも告られることを知られてしまって、あぁーうっとしいわ


って色んな意味で思ったな。うん。


あぁー、次理科室行かなきゃなんねぇよ。面倒くさっ！早く終われよ。


理科の先生臭いから俺、嫌いなんだよなー。


「怜ぃー。俺らと行こうぜー」


「あぁ、行く行く。」


はぁー、ホントやってなんねぇわ。早く大人になりてぇー。


「ねぇねぇ、あれ村井君じゃない？」

「ホントだ！愛美！ほらほら！」

「ちょっと、辞めてよぉ。恥ずかしいじゃん！」

「なに照れてんの？今日告白すんでしょ？」

「しぃぃぃ！！大きい声で言わないでぇ！」


・・・・・・・。なにこの会話。女子女子しいってのかなんなのか。


うっざい。つかマジで告られんの？俺。


無理無理無理！無理だって！


「おぃ、怜。お前・・・」

「愛美ちゅあんからマジもんの告白うけんじゃん。ッチ！」


「おぃ、まさきお前舌うちすんじゃねぇーよ。んー・・どうすっかなぁ？」


いや、ホントどうしよう。あ、もう授業なんて終わってほしくない。


ヤベェよー。もう三時限目じゃねぇか。あと三時間と部活の時間くらいしか余ってねぇじゃん


あぁー、それにしても腹減ったなー。今日の弁当なんだっけ？


そっか、今日俺パンだった。


「はぁ。もう、俺こういうの耐えられんわ。まさき、代わりに行ってくれないか？」


「俺は喜んで！」


「ダメに決まってんだろ。怜、断るんだったらきっちり断われよ？相手に失礼だろ？」


「いや、断るまではいいんだけどさ。それからの噂が嫌なんだよ。」

そう、あとから皆にうじうじ言われるのがめんどうなんだよ。


あ、今日断って、あいつに告白でもするか？

それならなんも言われないだろ。好きな人がいたんだー


みたいな感じで、OK！それで行こう。あ、でも俺告白する勇気ねぇわ。


「もういっそ、愛美ちゅあんと付き合っちゃえば？」


こいつらには、まだ好きなやつがいるって言ってないからなぁー。


余計また、ややこしくなるだけだしなぁ。


「そうだよ。お前なんで断ろうとしてんの？」

そこ付くか？

えーた。お前の勘はすげぇよ。


「い、いやぁ、あいつ俺には向いてないなぁ〜って・・・ぇ？」


「もう、美男美女でお似合いなんじゃね？」


おぃぃぃぃ！！俺が諦める前になにお前らが諦めモード入っちゃってんの？！


嫌だって！絶対嫌だって！


もぉぉぉ！！あぁぁ！もうあいつに告白してやるわァァァ！！！

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