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@執事_40 ページ40

*


そのまま人の少ない場所に連れて行かれる。

先輩方の顔を見ると
眉が吊り上っていて、顔が怖い。

もったいないなぁ、折角綺麗なのに。



「あなた、太輔の何なの?」



突然話しかけられたと思えば、
低い声でそう尋ねられた。

何なのって言われてもなぁ…

んー、主人です。って言ったらヤバそうだし、
そもそもお母さんのせいだし。



とりあえず、



「親同士が仲良いんです。」

「へー。
でも一緒に住む理由にはならないじゃない。」

「何でそんなこと知ってるんですか?」

「それぐらい知ってるわよ。」

「何でかって聞いてるんですけど。」



ピリピリとした空気が4人の中に漂う。

喧嘩をふっかけようと思った相手に
喧嘩ふっかけられてるんだもんね。

しかも年下に。



「私達はそんなことを簡単に言ったりしません。」



中々言ってくれないので、
先を促すように聞いてみる。



「あなた達が同じ家から出てくるのを見たのよ。」



それが何だと言うように目を見てくる。

ふっふー、引っかかったねー。



「私の家の周りに花空木の生徒は住んでいないし、
私の家の前を通って行く花空木の生徒を、
私は見たことが無いんですが。」



1人の先輩がハっとした顔になる。

それでも気付かない先輩は先を続けた。



「何よ。
それがどうしたって言うの。」



そうそう、そこなんですよねー。



「普通、家の周りを通る時は、一瞬でも見えるじゃないですか。
でも見えないってことは、こそこそしてたってことになりません?
下手したら、ストーカーに間違われますよ?」



ハっとなった後、口を塞ぐ先輩。

あんまりこういうの好きじゃないんだけどな。
釘は刺しておこうかな。



「藤ヶ谷はきちんと話したら、きちんと返してくれると思います。
だから、私に話すんじゃなくて藤ヶ谷と話して下さい。」



気まずそうにする先輩。

三人三様でなんとなう、先輩達の性格が窺える。



「あ、先輩。
後で生徒会の4人にコスプレしてもらうつもりなんで
楽しみにしてて下さいね。」



にこりと笑って、私はその場を離れる。

また敵が増えたかなぁ…


*


誰か助けに来てくれるんじゃないか、
という甘い期待はそのまま投げ捨てです。

帰国子女、舐めたら怖そうなので。

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設定タグ:藤ヶ谷太輔 , Kis-My-Ft2 , 執事   
作品ジャンル:恋愛
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みかん。(プロフ) - 雅さん» 初めまして。 コメントありがとうございます。 執事がキスマイだったらいいのに、と思って書いてます。 更新頑張ります。(・ω・´) (2015年1月20日 19時) (レス) id: 622502b1e0 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは。はじめまして。作品読ませていただきました。私はガヤ担で執事の藤ヶ谷くんが本当にいたらいいのに。と思いながら楽しませていただきました。更新、頑張って下さい!楽しみにしてます!! (2015年1月17日 19時) (レス) id: dbbb176527 (このIDを非表示/違反報告)
みかん。(プロフ) - りまさん» すいませーん。(・ω・) (2014年11月24日 21時) (レス) id: 622502b1e0 (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - みかん。さん» さりげなくラボンネタぶっこむなしww (2014年11月22日 20時) (レス) id: dfdc2e98fd (このIDを非表示/違反報告)
みかん。(プロフ) - りまさん» うるせえ、更新したし。(・ω・) (2014年11月22日 19時) (レス) id: 622502b1e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん。 | 作成日時:2014年7月22日 22時

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