俺のカノジョ、めがみ【三ツ谷隆】

＊ ページ13

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『喜んでくれるかなあ…。』



昨日の夜に作ったクッキーを見つめる。





友達と図書室でお菓子作りの本を読んでいた時
簡単で美味しいというクッキーの作り方が
書かれたページが目に入った。



直感的に 三ツ谷くんに作りたい！と思い、
必死にメモをとった。

私にも作れそうだったし…。



思い立ったが吉日！

…って言うのかわかんないけど…


一度三ツ谷くんに家まで送って貰ってから
バレないように材料を買いに行って。



お母さんに手伝ってもらいながらも
なんとかその日に完成させた。


100円ショップで買ってきた
かわいい袋にラッピング。




うん、我ながらなかなかいい出来！





普通の日にいきなりプレゼントとか平気かな…

気合い入りすぎだって引かれたら…うーん…




…でも、どうしても食べて欲しいの。


三ツ谷くんのために、頑張って、作ったから。





日頃の感謝の気持ちを込めて、だね！


こんな私を好きになってくれて、
いつも一緒にいてくれて、
とっても大事にしてくれて、
ありがとう、三ツ谷くん。だいすき。


そんな想いを込めたクッキー。


受け取ってくれるといいな！




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