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焼けた大量の食材を前に美味しいお酒を嗜みながらのんびりまったり楽しく会話する。何だこの天国。最高かよ。


『そういやこの前質問返しするとか言ってインスタストーリー更新したのに撮ってないわ』

カ「今する?」

『しない、今カップルタイム。』

カ「そのまましないでしょ?今しよ?俺が選んであげる。」

『ぜってぇしない!』


私が嫌がっているのがそんなに嬉しいのかと言うほどの笑顔を浮かべて私の携帯を手に取ったカンタはさっさとインスタを開いてしまった。


『変顔したらパスワード開かないと思ったのに』

カ「はい、1個目〜!」

『聞いてねぇなこいつは』

カ「嫌な飲み会を断る方法」

『その飲み会行ったらいくらギャラ貰えます?って聞く。時給2000円以上の計算なら行く。』

カ「普通の人はそんな事言えません笑」

『おもろい時間産めないやつなら私と飲む時間に金払えよ』

カ「最強のメンタルだ笑」

『私の時間は価値あるだろ。次!』


大きいステーキを頬張るとあまりの美味さに感動。有無を言わさずカンタの口に突っ込んだ。


カ「んんっ!?」

『美味すぎ、絶対食うべき。』

カ「これ美味っ...」


次のステーキを頬張ると彼はまた携帯を手に取った。


カ「はい、次!」

『ええ!気反らせたと思ったのに!』

カ「変装しないのはなんでですか?」

『恥じてる自分にならない為』

カ「と言いますと?」

『変装って私が私だとバレたくないってことやん?私はそんな私で居るのは絶対に嫌。法に触れるような事はしないし、ある程度の悪い事はリスクを知った上でやるし、隠す意味が無い。顔隠して男口説いてたらめっちゃ恥ずいやん。』

カ「男口説かないでください」

『だから私は私を隠さない。まぁそのせいでデートするとすぐバレるからすまんとは思うけどね。』

カ「別になんも困ってないんで良いんですけどね?」

『てか普通に彼氏と居る時の私が1番可愛いんだから皆見ろよ』


1番可愛いと思われたい瞬間なんだから、と続けて言うとカンタは口元を隠してそうですか〜とぬるいコメントを放った。私の事すきすきで可愛いんだから。


『今日私可愛いでしょ?』

カ「今日も可愛いです」
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作者名:ぴあ | 作成日時:2023年11月13日 7時

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