グランピング ページ14
美味しいお肉と海鮮にお酒、そしてツマミになるようなものを買い込みグランピング場へとやってきた。大荷物をカンタが何度も往復して運んでくれて、チェックインを済ませると呆れ顔のカンタと共にカメラを回した。
カ「Aちゃん、一体なにしてんの?」
『いや、予約した時のこと忘れてたんよ...』
私達の前にはズラっと並ぶお肉や野菜、そしてロブスター。BBQの材料を予約していた事をすっかり忘れていた私はBBQの材料を買ってくるという馬鹿なミスをやらかした。
『めっちゃ食うしかないわこうなったら』
カ「本当に間抜けですね」
『おいっ!ホントのこと言うなよ!?』
カ「お腹すいてる?」
『バチバチ空いてる』
カ「じゃあもう早速BBQしましょう」
火をおこしてくれるのはカンタ。食材を並べるのは私。早速お酒をあけてBBQが始まった。
『ステーキ焼いて〜?』
カ「でけぇ笑」
特大のステーキを焼いてお酒を飲みながらちょこちょこ食べ始めるともうカメラなんて忘れて2人で喋り続けてしまう。
『カンタ〜?』
カ「なに、酔ってんの?笑」
『ロブ焼いて』
カ「スターどこ行ったの笑」
『こいつより私らの方がスターだろ』
カ「すげぇ自己肯定感の高さ笑」
『私の自己肯定感作り上げたのカンタとトミーでしょ』
スターじゃなくなって可哀想にと笑いながらロブスターを網に乗せたカンタを見てるとお腹が熱くなってくる。
ああ、私今_
『幸せだなぁ...』
カ「幸せだよ。」
『カンタとここに来れて幸せ。』
カ「いつの間に俺名前解禁してんのさっきから」
わかりやすい照れ隠しをする彼だけど、流石にそれはやば過ぎ案件。
『忘れてた、ピー入れるわ。』
カ「いや、カットしてよ笑」
『なんでカットすんだよめんどいな』
カ「2人の思い出がいいのに」
『熟考するわ』
カ「考えとくよりは譲歩してくれる笑」
2人の思い出にしたがるの可愛すぎか?私の彼氏めっちゃ可愛いですわ。その可愛さを保守する私か、こんな可愛いこと言う彼氏がいるという事実を自慢したい私を選ぶか迷うわ。
カ「ステーキこれめっちゃ火通さないとやばいすか?」
『別にいいだろ、いい肉だからな。』
カ「これめっちゃいい肉です!」
カメラにキラキラの瞳でお肉を見せつける。私達の好き貯金から出した最高のお肉だ。
『いくらしたのか教えてやれよ』
カ「2万ちょいしました〜!」
『最高でーす!!』
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作者名:ぴあ | 作成日時:2023年11月13日 7時