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休み時間になり、正義と結衣が
私と若林くんの席の方にやってきた。


話題は先ほどの進路説明会と授業参観の話だ。



東「俺のお母さん、絶対、こういうの
来るんだよ」



結「来るよねーしかも休憩時間から早めに来るよね」



東「あーまじで嫌だ」



思い浮かぶ、小学校の頃からの記憶。


いつも一緒に来ていた正義と結衣のママ。



羨ましかった。



私の親はどっちも参観に来たことなんてないし


運動会だって、見に来てくれた時もあるけど
最後までは居なかった。



いつも、勝ったね、負けたね、


あれが楽しかった、


なんて言いながら光と2人、



仲良く帰っていく友達家族の姿を見ていた。




ぼーっと話を聞いていると明智が自分の席から立ち、
教室を出ていった。


それを牛久保と駒井が追って行ったが
なんとなく、私も気になり後を追う。


2人が絡むも冷たくあしらい、父親の話をされて
少し、いやかなり怒った様子だった。


明智と牛久保は、それ以上何も言わずに教室に戻ったので
私が後を追う。


『明智!』



明「なに?」


『顔、怖いから』


私がそう言うと足を止め、
こちらに近付いてくる。


そして、そっと私の頬に触れたかと思うと



明「お前は、こっち側だと思ってた」


なんて悲しそうな目をする。


『どういうこと?』


明「東条たちに、家のこと話したんだろ。


…もう俺とは関わんな」


さっきの悲しい目を、冷たい表情で隠し、
そう言い放って明智は私を置いて、廊下を歩いて行った。

72→←70〜第6話〜



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Runaaaaa(プロフ) - まちゃさん» まちゃ様、コメントありがとうございます。温かいお言葉のおかげで、継続していくことを決める事が出来ました。ゆっくりな更新ではありますがこれからもよろしくお願い致します。 (2019年7月22日 10時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 毎回この小説の通知メールが来るとすごく嬉しくてそれほどこの小説が大好きです。ドラマが終わった今でも変わりません。だから私は続けてほしいです、Runaaaaaさんの小説ですので、オリジナル要素が多くて全然いいと思います!1意見として捉えてくれたら嬉しいです! (2019年7月21日 23時) (レス) id: 56f3ab45fd (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - 故哀さん» お返事が遅くなり、申し訳ありません。重ねて楽しみにしていただいていたのに、久々の更新になってしまい申し訳ありません。嬉しいお言葉に励まされました。これからも少しずつですが更新していきますので、最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。 (2019年7月5日 22時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
故哀(プロフ) - はじめまして。物語の進め方も書き方もとても上手でとても好きな作品です!これからどうなるのか楽しみにしています! (2019年6月15日 22時) (レス) id: ff320ab344 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - eryさん» コメントありがとうございます。どうお話を繋げていくか、悩み更新が止まっていたのですが、有難いコメントを頂き、再開させて頂くことに致しました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。 (2019年6月6日 23時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Runaaaaa | 作成日時:2019年5月17日 23時

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