【BTS】ウリマンネは天使の生まれ変わり【男主】

【番外編】永遠に変わらないもの ページ28

V▼




A

僕の大好きな人。


Aと昔指切りをした。
「僕から離れないで」って。




＊＊＊





テンションが上がらない日は大変だ。
天気が悪い。
それだけでもため息が出てくる。


「元気なテヒョン、元気なテヒョン…」


言い聞かせても言い聞かせても落ちた気持ちが戻らないよ。




そんな時の特効薬がA





『テヒョニヒョン、ナムジュニヒョンがよんで…？！』





「はぁー落ち着くーー」

『僕は抱き枕じゃないですよ？』

「いいの！ 今だけ！」





あ、なんか元気なテヒョンになれそう

Aの甘い香りがほのかに香った。
香水かなぁ？
それにしてもいい香り。





『ヒョン、ナムジュニヒョンが、来週のコンサートのことで伝えたいことがあるって呼んでましたよ』

「今それはいいの」

『え、でも行かなきゃいけないんじゃ…』

「いいったらいいの」


そう言って黙らせると、Aは不服そうな顔を浮かべた。

僕の方が不満だよ
どうしてAは僕から離れようとするの？




「今元気ないから励ましてよ」

『頑張って、テヒョニヒョン』

「もっと愛嬌」

『愛嬌王には適わないですから』




あの約束は嘘？

Aは他のところに行っちゃうの？

僕から離れて？








「離れないでって約束した」








まだ僕に繋ぎとめていたい







「オニキス」、それは不安な黒




〇

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