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「僕の奥さんが並の女の子と同じに思える？」
五条の言葉は、一年生を一瞬黙らせた。
「……言われてみれば確かに」
野薔薇が最初に口を開く。
それに伏黒も頷く。
「五条先生の奥さんをやれる時点で、普通から離れてるな」
「伏黒、流石にそれは酷くねぇ？」
虎杖はAの擁護に回ろうとしたが
「いやいや悠仁、Aは一見常識人に見えるが呪術師だからな。クレイジーさも持ってるぞ」
「しゃけしゃけ！」
パンダの言葉に、棘も同意する。
二年生は自分達が知っている限りのAの情報を語っていく。
入学当初から一級呪術師である事。
実力は特級クラスである事。
五条悟の体術の弟子であり、大抵の呪術師・呪詛師は呪力無しでも倒せてしまえる事等々……
驚きの数々の情報を聞かされた。
「去年、何度か手合わせして貰ったんだが……」
真希が若干青褪めた顔で語る。
「この人、任務用の大刀を振り回した私を涼しい顔で……それも呪力無しの素手で負かしてるんだよ。しかも、掠り傷の一つも負わずに」
「悟さんの動きに慣れてると、真希ちゃんはまだスピードがゆっくりに見えるからねぇ」
フィジカルギフテッドの真希を、ホンワカとした表情でそう言ってしまえる五条の妻。
「……確かにクレイジーだ」
これには悠仁も納得するしか出来ない。
「年齢差は兎も角、五条先生の縁談相手としてこれ程条件の良い人、よくゲット出来たわね！」
どんな経緯で結婚出来たのか教えなさいよ！と、野薔薇は自分達の担任に詰め寄る。
「え〜？僕とAの馴れ初め話聞きたいの？出逢い編、両片想い編、両想い編、結婚編の四部作になるけど〜……」
(これは……聞かせたいのか聞くのを諦めさせたいのか…………両方かな)
パンダを脅す位には経緯の説明は面倒だけど、惚気話はしたいんだろうなと、Aは理解した。
五条が「それでも聞きたい？」と言おうとしたその時
「とーたんとかーたん、ちったいときからなかよちでちゅきちゅきだったのー！！」
「……えっ！？」
「奏多！？」
思いがけない所から馴れ初め話が出されて、五条夫妻は驚きの声をあげた。
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露里唄(プロフ) - キャッスさん» ありがとうございます。最後まで書き切れるよう頑張ります。のんびり更新なので、気長にお待ち頂けると嬉しいです。 (2022年4月10日 14時) (
レス) @page9 id: 29cf707392 (このIDを非表示/違反報告)
キャッス(プロフ) - 続き楽しみにしています！頑張って下さい！ (2022年4月10日 5時) (レス) id: c645bbf7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露里唄 | 作成日時：2022年3月6日 2時
