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五条家と刻刃家にも、結婚する報告をグループLINEで行った。
反応はまぁ……両家の性格を考えれば納得出来るものだったと言えるだろう。
結婚式は五条悟が一番張り切っており、実家の意見を取り入れつつ、神社の手配をした。
その結果、翌月の中旬という急な日程になってしまった。
その為、授業や任務が入っていない時間を見つけては、寮のAの部屋の荷物を五条の住まいに移している。
それに伴って、Aは五条と一緒に暮らし始めた。
そんなある日、体術の授業中に二人に同じ任務が通達された。
「折角、Aと二人きりだったのに……」
五条はブツブツ文句を言いながら、Aの着替えを待っている。
Aは約束通り最初の合同訓練以来、あの中華チア服は五条以外に見せていない。
恋愛関係になってからは、体術訓練の後にその格好で少々イチャつく流れになっている。
(僕だけの可愛い姿の時間なのに……！！)
それを邪魔した任務の内容を、睨むように確認する。
都内の区役所で呪霊が発生。
一級が二体、既に数名の被害者が出ている。
(こんなの、今から僕一人で行ってさっさと片付ければ……)
そう考えていた時、スマホが一瞬鳴った。
「？」
何だろうと苛立ちながらスマホを見る。
夜蛾からのメッセージだった。
『今日は大安だ。役所へ行くならついでに婚姻届を提出して来い。結婚おめでとう。』
一気に脱力した。
(僕なら兎も角、真面目な学長がこういう用事を任務でやらせるとは……)
そんなに自分達の結婚を心待ちにしているのだろうか。
「お待たせ。早速任務に………悟さん？」
着替え終えて廊下に出たAは一瞬言葉が止まった。
御三家の出身故に基本的な所作は綺麗な五条が、ヤンキー座りしながら壁に頭を付けている。
「何かあったの？」
そう訊くと五条がスマホの画面、夜蛾のメッセージを見せてくれた。
「あー…成程ね……」
五条の奇行の理由に納得したものの、Aはもうツッコむような事はしなかった。
女の子は、大人になるのが早い。
夜蛾の指示通り、二人は役所の呪霊退治に行って、婚姻届を提出した。
書類に不備は無く、即時受理された。
一月下旬大安。
二人は正式に夫婦になった。
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露里唄(プロフ) - キャッスさん» ありがとうございます。最後まで書き切れるよう頑張ります。のんびり更新なので、気長にお待ち頂けると嬉しいです。 (2022年4月10日 14時) (
レス) @page9 id: 29cf707392 (このIDを非表示/違反報告)
キャッス(プロフ) - 続き楽しみにしています！頑張って下さい！ (2022年4月10日 5時) (レス) id: c645bbf7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露里唄 | 作成日時：2022年3月6日 2時
