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「何故、天与呪縛を持っていると言い切れる？」
海里とAの話に五条が口を挟む。
天与呪縛。
生まれながらに何かを失う事で能力を向上させる縛り。
しかし、Aには失っている物は何も無い。
Aは五条の背中から少しだけ顔を出して言った。
「私は五体満足で健康体で、呪力も並以上に持っていますが……」
「持っていないものがあるでしょう？」
祈がAに近付き、その頭を優しく撫でる。
「あなたはアルビノ……『色素』が人よりも無い」
「そしてアルビノの天与呪縛は俺達の一族の特徴でもある」
祈の言葉を海里が引き継ぐ。
「俺達は純日本人だが、目を良く見てみろ」
海里の瞳は海の様な蒼色、祈は銀灰色。
瞳の色だけがアルビノの天与呪縛だと言った。
「お前も刻之廻手の使い手でアルビノ。俺達刻刃家と何らかの接点がある筈だ」
祈が再び家名を書いて見せてくれた。
ときば……刻の刃。
転じて時間を武器に戦う一族。
(Aの出自と関係があるかも知れない一族)
五条の中で、自分が長年探していた答えの糸口が見えたような気がした。
(高専に戻ったら、すぐに調べてみよう)
そう心に決める。
その時、背中側の服を引っ張られる感触がして後ろを見る。
いつも色白で、少し心配になるAの顔色が、若干だが血の気が引いて青くなっているように見えた。
手はカタカタと震えていて、今にも倒れそうな雰囲気を出している。
「大丈夫？」
心配になって、五条は声をかける。
「……大丈夫」
Aはそう言って、刻刃の二人に話した。
「もし、私が刻刃家と接点があるとして、五条家と貴方達の家は、何か交流があるのですか？」
でなければ、五条家に刻之廻手が生まれる筈が無い。
(私は五条の娘……きっと、家同士の繋がりの為に、何代か前の両家が親戚関係にあったのかも知れない)
そんな思いを抱いての質問だった。
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露里唄(プロフ) - レスの仕方もマトモに解っていなくて失礼しました。亀更新且つ機械オンチですが、温かく見守ってやって下さいm(__)m (2021年12月19日 22時) (
レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント有難うございます！思わずスクショしました（笑）この作品は五条オチを予定しています。良かったら、五条兄妹や周囲へのツッコミ等のコメントもお願いします。 (2021年12月19日 22時) (レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 露里唄さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月19日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露里唄 | 作成日時：2021年10月13日 19時
