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夜蛾による慰労の温泉旅行。
そこで起きた謎の襲撃と援護。
そして知り合った刻刃家の二人との会話。
あの日の事を振り返りながら、Aはパンダに話した。
Aが話し終えると、パンダは顎に手を当てながら言葉を出した。
「時間の術式…刻之廻手を持つ家のお家騒動に五条家のAが巻き込まれ……ねぇ」
休憩を兼ねて、Aは用意していた冷たい麦茶を飲み、パンダは夜蛾に貰ったカルパスを食べていた。
流石に訓練しながら話すのは難しかったので、何となくそうなっていた。
「俺の妄想が正しければ、Aは刻刃家の娘で、何らかの理由で五条家に託されたんだと思う」
「うん、私もそんな気がする」
事件から一週間が経って。
パンダに話を聞いて貰って。
そうして自分の頭の中が整理されて。
やっと、その考えに至る事が出来た。
「だとすると、刻刃家は何の理由でAを託したんだろうな。お前、術式が判明する前から五条家に居たんだろ？」
「そこなのよねぇ……」
術式を自覚するのは四〜六歳の頃が多い。
昔、五条家で見ていたアルバムの写真を思い出してみれば、離乳食を始めたばかりの頃の物があった。
古参のお手伝いさんが何人か一緒に写っていたので、間違いなく五条家で撮られた物だ。
「その過去から来たって二人は、どの位の過去から来たんだ？」
パンダの疑問に、Aは刻刃の二人と話した事を思い出しながら答えた。
「大体十五年位前だって。本当かどうかは怪しいけど」
「何でそう言えるんだ？」
パンダが首を傾げる。
その仕草は動物園に居る本物のパンダの様に愛らしい。
本当に、このパンダのオジサン臭さは残念でしかない。
「私も今、話していて気が付いたんだけど……」
あの日の、祈の自分への呼び方に、今になって違和感を感じた。
それを言う為に、Aは運動して少し血色の良くなった唇から言葉を紡いだ。
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露里唄(プロフ) - レスの仕方もマトモに解っていなくて失礼しました。亀更新且つ機械オンチですが、温かく見守ってやって下さいm(__)m (2021年12月19日 22時) (
レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント有難うございます！思わずスクショしました（笑）この作品は五条オチを予定しています。良かったら、五条兄妹や周囲へのツッコミ等のコメントもお願いします。 (2021年12月19日 22時) (レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 露里唄さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月19日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露里唄 | 作成日時：2021年10月13日 19時
