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＿＿＿＿
｢ 早くして下さい ｣
｢ …ッ！？わっ、ミスラ！！ ｣
私の腕をむんずと掴むとミスラはそのままベッドへとダイブした。勿論私もそれに流れるように引きずり込まれてしまう。
力の強いミスラにされるがままに彼にとって眠りやすい体制にされる。彼の胸元辺りに思いっ切り顔を埋める体制になってしまった私は、心地よい香りが鼻を掠め、とくん、とくん、と聞こえるミスラの心臓の音で全く眠れそうにない。
｢ ……あったかいですね ｣
体温が熱くなっている私の温度が丁度いいらしいのか、腰に両手を回され抱き締められてしまった。
( これは…私がダメかもしれない )
｢ み、ミスラ…眠れそうですかね、？ ｣
｢ ……ん、いつもよりかは ｣
耳元で告げられる彼の声はいつもよりとても近く感じられて…あまり喋られると私が困る事を思い知らされる。
｢ そう、ですか… ｣
＿＿＿＿
それから何時間が経っただろうか。
ｶﾁ、ｶﾁ、と秒針を刻む部屋の時計の音が異様に聞こえる。
ずっと抱き締められたままの私は案の定眠ることが出来ず本当にオールしてしまう勢いで目が冴えていた。ミスラは眠っているのか… 手は相変わらず固定されたままなので、顔を上に上げることが出来ない。
( そろそろ、抜け出さないと本当に朝が来る… )
オールをして日中迷惑をかけたら大変だと思い、私はミスラを起こさないように恐る恐る腕から抜け出そうと身を捩った。
するり、とミスラの腕から脱出でき、ほっと溜息をつくなり、身体を起こそうとした時だった…
｢ …逃がしませんよ ｣
｢ …っ！？ ｣
首に手を回され私は背中からミスラの元へ再び逆戻り。
｢ ミスラ！？お、起こしてしまいましたか…！？ ｣
｢ はあ、ずっと起きてました ｣
｢ えっ、寝てなかったんですか ｣
｢ ええ、貴方の此処が煩いので… ｣
そう言いながらミスラは私の胸元に右手をそっと置く。
｢ なっ、、だってミスラが… ｣
反論しようとすればミスラは私の頭に手を置き換えるなり、前髪を掻き分けて私の額に手をかざした
《 アルシム 》
眩い光と共に猛烈な眠気に襲われた私は
視界が真っ暗になった。
＿＿＿＿
全身を自分に授け気持ち良さそうに眠る腕の中の彼女を見据える。
ミスラは目を伏せて、何か考えるや否や
自分達に布団を掛ける。
｢ 知りませんよ…襲われても ｣
結界を張り、そっと目を閉じた。
ギブアンドテイク＿＿＿＿Snow→←眠れない夜には＿＿＿＿Mithra
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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！モチベになります、嬉しいです…！ (2023年1月29日 0時) (
レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね！！ (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！とても嬉しいです…！更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…！ (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…！！最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…！ (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rufu | 作成日時：2020年2月16日 2時
