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躊躇い____Bradley ページ20

____



「 …うん、こんなもんかな 」



ミキサーの蓋をパカッと開けて、中身を一瞥する。
私は今ネロに頼んでキッチンを空けてもらい、1人でジュースを作っていた。



____というのも



「 あれれ、野菜が残ってるね 」



「 おや、本当ですね 」



昨日、夜ご飯を食べていた時の事。
私の隣に座っていたフィガロとシャイロックが、見事に野菜を避けながら食べているお皿を覗いては、「 野菜を食べないと身体に栄養が行きませんよ 」だとか 「 俺が食べさせてあげるよ、ほら口開けて…? 」だとか何とか諸々茶化してきたのだ。
いつもはネロにこっそり頼んで野菜を少なめにして貰っているけれど、昨日は大の苦手な ( だいぶグリーンピース ) が出てしまって完敗だった。



「 私、野菜苦手だから… 」



ぼそっと呟くなりミキサーの中身をグラスに移す。
そう、私は今野菜○活みたいな甘くて飲みやすい野菜ジュースを作ろうと試みているのです…!!



グラス半分程の量を注いで、じっと野菜ジュースを見つめる。お砂糖入れてみたからきっと甘いはず…だよね。



意を決してグラスを手に取った時だった____



「 あ"〜!腹減った!! 」



「 うわっ…!? 」



バンっとキッチンのドアを開けて機嫌が悪そうなブラッドリーがやって来た。大きな音にびっくりした私と連動して、グラスの中のジュースが零れそうになる。



「 あ?Aじゃねぇか…って、その手に持ってるゲテモノは何だ…? 」



「 げっ、ゲテモノじゃないです…ジュースです! 」



「 じゅーすだあ? 」



ブラッドリーは私の近くまで来ると、手に持っているグラスに顔を近づけて匂いを嗅ぐ。…なんだか犬みたいだなあ。



「 何だこれ…まあ変な匂いはしないがよ、、 」



「 野菜ジュースですよ 」



「 野菜っ!?何で野菜なんだよ… 」



顔を引き攣らせて、後ずさっている。
そう言えばブラッドリーも野菜が嫌いなんだっけ…



「 ブラッドリーも一緒にどうですか?今私野菜嫌いを克服しようとジュースを作ってるんです 」



「 却下。別に克服しなくても良いだろうが 」



「 皆さんに野菜は食べないと…って言われ続けるのもなんだか嫌になりません…? 」



「 ……それは鬱陶しいけどよ〜 」



それにこの野菜ジュース甘くなるように砂糖を入れたんですよ とその後も説得していると、ブラッドリーはしぶしぶ頷いて飲む気になったようだった。

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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!モチベになります、嬉しいです…! (2023年1月29日 0時) (レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね!! (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…!ありがとうございます!とても嬉しいです…!更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…! (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…!!最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…! (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rufu | 作成日時:2020年2月16日 2時

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