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「マル…」
「ンッ……」
「ハァ…かわいい…。チュッ…」
「俺も……たっちょんのほしぃ…」
「今日は初めてやから、こっちに集中。」
「アッ…」
「めっちゃ熱くなってる。入れていい?」
「ん…」
動悸がすごい。体が破裂しそう。
「マル…やばい…」
「ハァ…たっちょん…」
体を進めると恐ろしいほどの気持ちよさ。キスと愛撫で体をほぐして、奥までたどり着く。
「マル…泣かんと…」
「うれし…手…繋いで…」
貝殻のように手を合わせて見つめあう。その瞬間、頭の中にばばばっとさまざまな光景が浮かび上がる。それは全然知らない人たちの顔。でも、それがすべてマルだということを俺は知っている。不思議な服、着物がほとんどかな…。その人にまた知らない顔をした俺が微笑みかけている。何これ…
「ウッ…」
「たっちょん…?」
頭を振ると目の前にはマルの瞳。俺のマル。ぐちゃぐちゃにしたい。俺のもんや。
「動くよ…」
「ん…ッ…」
かわいい声。いい表情。釘付けになる。
「ハァ…気持ちぃ…やばい…」
限界なんてすぐに来てしまう。こんなに気持ちぃもんやったっけ…
「ハァ…たっちょん…もぅ…」
「俺も…ンンッ…マル…愛してる…」
「たっ…ちょんっ……」
腰を掴んで思い切り。全身で俺を求めてくれるマルがもう…はぁ…何も考えられへん…
「マル…」
「アッダメッ…ッ…クッ…ウッ…」
とてつもなく色っぽい顔をして体を震わせたマル。あかん…全然足らん!もっと…
「たっちょん…待って…」
言葉とは裏腹に、キスはどんどん熱を帯びていく。もっと求めてほしい。俺のこともっと欲しがって…
「ンッ…アッ…たっちょん………」
後ろから抱きしめてそのままマルの温もりに包まれる。熱い想いは激しく体を動かして、容赦なくマルを攻め立てる。
「アッ…激しっ…ダメッ…おかし…なるッ…」
「ええよ……見せて…もっと見せて…」
どれだけ交わっても尽きない激しさ。気持ちよくて…まだ欲しくて…だって俺、何年待ってたん、この瞬間を…
「マル…怖い…止まらへん…」
「ハァ…ん…俺も…欲し………」
意識が朦朧とする。それでも体はマルを求めてる。あぁ…もっと…
「マル…一緒に…」
叫び声のようなマルの声。激しい行為が終わり静けさが訪れた。あれ…雨は…?って思いながら、マルを腕の中に閉じ込めて、いつの間にか気を失うように眠っていた。
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orange(プロフ) - ありがとうございます!コメントをいただけてとてもうれしいです。更新、少しのんびりしますが、よろしくお願いします☆ (2021年4月24日 18時) (レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
akao(プロフ) - はじめまして^_^いつも更新楽しみにしています☆2人がどうなっていくのかワクワクしてます^_^これからも更新無理なく頑張ってください^_^ (2021年4月21日 19時) (レス) id: 078dcaab9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:orange | 作成日時:2021年3月21日 20時