王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

152話 ページ45

Aは会場に入り








すぐ樫野と安藤と花房を見つけ









声をかけた





「「「え？」」」


貴「ん？」


安藤「まさか本当に着替えさせられてるとは…」


貴「まぁ…ね」


花房「でも、すっごく似合ってるよ
ね？樫野」


樫野「…」






樫野はAから視線を外さずずっと見ていて







花房「樫野？」


安藤「まーくん？」


貴「…まこと？」








Aが頬を触ると気づいたのか








顔を真っ赤にして手で口元を隠し









樫野「に、似合ってる…つーか可愛すぎ」ｷﾞｭｯ









そう言って抱きついた







貴「…ありがと」ﾆｯ







Aも照れくさそうに笑っている








花房「それにしても
あんまり髪の毛いじらないAがいじると
こんなに変わるんだね」


安藤「確かに」


貴「なんか砂糖？と塩？が
やるって言ってきた」


「「なるほど…」」








今のAの格好は









背中が所々開いていて









上半身の形がよくわかる








ノースリーブのブルーのロングドレスを着ていて








髪を後ろにかきあげている









樫野「…かわい」ﾎﾞｿｯ


貴「？まことはかっこいいよ？」


樫野「！なっ、」


安藤「余裕が無いまーくん」


花房「一体どーなる…」

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