王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

100話 ページ3

樫野「…なんだよあいつ」


貴「…クソ男」


樫野「A、お前なぁ…」


天野「A大丈夫？ 」


貴「あーうん」


貴「…無駄に体力使ったー」


樫野「ここで使うなよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


貴「…ツンデレ」


樫野「…おい」


貴「嘘だよ笑」


天野「っていうか
前もこんなことあったような…」


花房「Ｂグループの子達との時だね」


安藤「あれは通称"ブラックA"」





花房と安藤は樫野と









喋ってるAを見ながら天野に話す








天野「ブラック？A？」


花房「いつも、無愛想で
無気力なAだけど
スイーツ作りになると
無邪気になるのは知ってるよね？」


天野「うん」


安藤「でも、Aの中で
スイーツバカにされたり
僕ら…チームのことバカにされたり
友達をバカにされたりすると
その相手に対抗するんだ」


花房「でも、"スイーツ大好きだから"
って言われるのがオチだから
ほんとにAその言葉
好きな時もあれば嫌いな時とあるから
その時スイーツ関係だったら
人殺しちゃうかもね
って笑顔で言うんだけど
ほんとにしそうで怖いんだよね…」汗


安藤「まぁ、僕達のためにしてくれてるから」


天野「え、なんかすごいんだね…
じゃああの時も…」


花房「いちごちゃんのためじゃないって
言ってたけど
多分、イチゴちゃんのためだよ笑」


安藤「樫野同様変なところでツンデレだから笑」


天野「そーなんだ！！
なんか嬉しい！
って言うか花房くん顔色悪いよ？大丈夫？」


花房「ははっ、醜い顔のアップ
見ちゃったから
ちょっと…口直し」





そう言って手鏡で自分を見る花房





それに対し安藤と樫野は









「「って自分かよ…」」


花房「何か問題でも？」


「「はぁ…」」


貴「…ナル男」ﾎﾞｿｯ


花房「A？なんか言った？」ｹﾞｽｽﾏｲﾙ


天野「(花房くんって
相変わらずよくわかんないな…)」

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