王子と姫の物語【夢色パティシエール】

30話 ページ32

ー夜ー



天野「この子はバニラ
転校してきた日にここで会ったの」


樫野「こっちはショコラ
1年の時、やっぱりここで…
(人形ごっこみてぇで恥ずい…)」


ショコラ「落ちこぼれコンビ！」


バニラ「気取りペア！」


ショコラ「すーぐ鼻血出すくせに！」


バニラ「取り柄はチョコだけじゃない！」







喧嘩しだす2人







「やめてーけんかしないでー！
あああああああ！」








安藤のポケットから出てきて








くるくるとまわり流しに落ちるスピリッツ









「うぇーん、痛いですぅ…」


天野「大丈夫？」


安藤「ったく、しょうがないな
この子、僕のパートナー
キャラメル」


キャラメル「よろしくですぅ」



「僕らはみんな精霊界の同期なんです
バニラとショコラは
むこうでもよくけんかしていました」


花房「彼は、カフェくん」


カフェ「Bonsoir、いちご、」


天野「よろしく！」


バニラ「っていうか！昼間の
『そこらへんに落ちてるホコリと
同じレベルだわ！』
ってどーゆーことよ！！ショコラ！」


ショコラ「私じゃなくってよ！」


バニラ「じゃあ誰が言うのよ！」


パフェ「私よ」






Aのワンピースのポケットから







出てくるパフェ





バニラ「ぱ、パフェ様！？」


パフェ「久しぶり、バニラ」


バニラ「お久しぶりです！
な、なんでパフェ様がここに…」


貴「…パフェは私のパートナーだよ」


天野「…なんかAちゃんに似てる…」


貴「…？そう？」


キャラメル「私も初めて会った時
思ったですぅ」


カフェ「確かに2人は似てるからね」


パフェ「…樫野と安藤と花房は認めるけど…
なんであなたが！
Aと仲良くしようとしてるの！」


天野「え、えーっと…
パフェはなんでそんなに…っ、いったぁ！」




バニラが金のスプーンで天野を叩く

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