彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】

2話 ページ3

逢沢「…人質ってどういう事ですか？」


柊「俺の目的が達成されるまで
皆にはこの教室にいてもらう」









柊の言葉で教室中は笑いに包まれた









香帆「ブッキー、スベっちゃったねー笑」


涼音「卒業式前だから
浮かれちゃったんだよね？
いいよいいよ
そういうブッキー嫌いじゃないよ？」


唯月「ねぇ もしかしてさ
卒業に関わる重要な事ってこれ？
このために全員出席するように
呼び掛けたの？」


柊「そうだよ
卒業する前に
皆と一緒にぜひ解決しておきたい事があって」


貴「えー、せっかく早起きしたのにー」


石倉「ほんとそれな
こんなことなら家で寝ときゃよかった」


甲斐「アホらし、帰るぞ」


貴「帰るー」







甲斐はAの手を引いて扉に向かう









後ろの扉を開けようとする









《ｶﾞﾀｯｶﾞﾀｯ》









扉は開かなかった









柊「扉は開かないよ
特殊な鍵をかけたから」









柊は平然とそう言った

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