【easy】誰ヨリモ高イ親密度ヲ保テ ページ8
幻太郎が慣れた手つきで扉を開ける。
かわいらしいデザインの事務所だ。
「待ってたよ！入って入って！」
前に会ったときと同じように元気な飴村さんに、私は笑って会釈した。
飴村さんは笑顔で手をぶんぶんと振る。
「オネーサン久しぶりだね！」
「そうですね。飴村さん、私にも何か用があるんですか？」
私が一番気になっていた事を聞くと、飴村さんは笑顔を崩さずに言った。
「乱数で良いよ！名字で呼ばれると思い出しちゃう人が居るんだ……」
「それってどういう……」
「今日はオネーサンにちょっとだけモデルになってほしくて来てもらったんだ！」
私が質問することも出来ないほど間髪入れずに乱数さんは言った。瞳が一瞬だけ暗くなったのは気のせいだろうか。
「モ、モデル……？」
「新作の服が出来たから、オネーサンに着てほしいんだ！ダメかな……？」
「えぇっ！？ベ、別に私、そんなにスタイルとか良くないんですけど……」
大丈夫大丈夫、と笑って乱数さんは私の前に歩いてくる。そして背伸びをして私にそっと耳打ちした。
「幻太郎に可愛いところ、見せてあげようよ！」
言われた私はちらりと幻太郎を見る。彼はそれを待ってましたと言わんばかりの顔で
「A、寂しいでありんす……構っておくんなまし〜」
とすり寄ってくる。
それが可笑しくも愛しくて、私は彼に笑いかけた。
『こんな感情を抱くのは貴方にだけ』
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弥生(プロフ) - らむさん» すみません！ありがとうございます！直しました！ (2019年3月19日 20時) (
レス) id: c470da6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - 今日投稿された・が、名前として変換されてませんでしたよ！←わかりにくかったらすみません！ (2019年3月19日 19時) (レス) id: cbd03db035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2019年3月15日 5時
