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乱数と帝統くんに頑張れ頑張れ、と応援されながらハートマークをメッセージカードに描く。
「よし、出来たー！」
早速届けに行きたい、と花束を抱いてくるりと二人を振り向くと二人とも気乗りしない顔をしていた。
「僕この後お仕事あるんだよ……」
しょぼーん、と言いながら乱数が泣き真似をする。
「俺、居たら邪魔になっちまうよな？」
帝統くんはおろおろと眉を下げた。
「帝統くんも一緒に行こ！乱数には後で報告するよ！」
私が笑うと二人も笑った。
「よろしく」
乱数と帝統くんの声が重なる。
それが何だか可笑しくて私たちはケラケラと声をあげた。
「んじゃ、行くよ！帝統くん！」
レッツゴー、と左手を挙げたとき、乱数が背中に抱きついた。
「きっと成功するよ！頑張って！」
「幻太郎を三日三晩、赤面させてあげるんだから！」
ふんす、と鼻をならす私に、いってらー！、と乱数は手を振った。帝統くんの手を引いて事務所を出る。
「帝統くん、手冷たいねぇ」
「A、これ、幻太郎に見られたら俺……」
泣き出しそうな帝統くんが面白いのでさらにぎゅっと彼の手を強く握る。
「A……」
家に近付くにつれ歩みが遅くなる帝統くんをずるずると引っ張るようにして歩く。なかなか疲れるものだ。
「いい加減離してくれ……」
帝統くんを振り返って笑う私の顔は彼には悪魔のように見えているのではないか？
私は大きく息を吸い込んだ。
『やだー！』
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弥生(プロフ) - らむさん» すみません！ありがとうございます！直しました！ (2019年3月19日 20時) (
レス) id: c470da6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - 今日投稿された・が、名前として変換されてませんでしたよ！←わかりにくかったらすみません！ (2019年3月19日 19時) (レス) id: cbd03db035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2019年3月15日 5時
