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「今日もちょっと遊んでくるね!」
この間買ったというワンピースを着たAはそう言って家を出た。
「んじゃ、そろそろやるか?」
帝統は立ち上がると一つ大きな伸びをした。
「そうですね。始めましょうか」
昨日Aのを見ていた通りに人参や肉を切る。案外簡単なものだ。
「あれ、幻太郎、ちゃんと出来るじゃん。俺、要らなくね?」
「味見係なんでしょう?」
トントン、と心地好い音が耳に伝わる。Aが小生が料理していることを知ったらきっとすごく驚くのだろう。と想像して小さな笑いが漏れた。
切った食材を炒める。香ばしい匂いが鼻を擽る。帝統が小生の後ろにぴったりくっついて目を閉じた。
「あー、良い匂いだな。つーか、幻太郎マジ多才じゃん。すげーな!」
笑う帝統に“まあこんなものですよ”と彼を見向きもせず言えば“ほんとすげーじゃん!”とまた笑った。
どうして彼はこんなに素直にものを言えるのだろうか。小生も見習わなければ。
いつか帝統に素直になれる方法を聞こう、と決心した。
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弥生(プロフ) - らむさん» すみません!ありがとうございます!直しました! (2019年3月19日 20時) (レス) id: c470da6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - 今日投稿された・が、名前として変換されてませんでしたよ!←わかりにくかったらすみません! (2019年3月19日 19時) (レス) id: cbd03db035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作成日時:2019年3月15日 5時