リクエスト（4） ページ15
「······やっぱり、
俺の事なんも知らないくせに、美しいとか言うんじゃねぇよ嘘吐き野郎」
そう言い残し、部屋を出ようとした。
瞬間、肩に強い衝撃が来る。
「っ！？」
『アンタねぇ、、、
アタシがアンタの事知ってる訳ないでしょうが！まずアンタの過去なんて知らなくても良いしそれで何か慈悲をかける様になるくらいなら知りたくもないわ！！
先ず第一に！アタシが全て外見で判断してるとでも思ったの？アンタの喋り方やら態度から、とても忠誠心の強い子だと思ったわ。それに自分の持っているものをちゃんと守り抜こうとしているのも分かった。
だからアタシはアンタにここまで手をかけたのよ！』
Aは勢いのまま自分がどうして三途にここまで手をかけるかを話す。
『っ···ダメよ、落ち着きなさい、アタシ。
怒ってばっかじゃ顔にシワができちゃう。
······ふぅ、
ごめんなさい。声荒らげちゃったわね。』
「え、あ、はい、？」
さっきまで苛立ちでいっぱいだった三途も勢いに押されたのか心做しかあたふたしているようにも見える。
『兎に角、アタシはアンタの事を最初は綺麗な子だと思って連れて来たけど、今ではちゃんとアンタの内面も見てるのよ。
アンタがアタシの事を何も知らない嘘吐き野郎と思っていたってどうでもいいわ。あたしに支障はないんだもの。
でもね、これだけは覚えていなさい。』
「？」
急に落ち着いた口調になったAに驚きながらも話を聞く。
『アタシはアンタを裏切らないから。』
「！」
顔に出ていたのか何なのかは分からないがAは三途の心情を読み取っていたようだ。
「······
色々生意気なこと言って、すみませんした、」
『良いわ、今日はもう終わったと思うから帰っていいわよ。』
「···失礼します」
『ん、さようなら』
三途は静かに何処かぼーっとしながら帰って行った。
『あの子、大丈夫かしら、』
───────────
後日
「A、何時もより何処か機嫌が良いようだけれど、何かあったのかい？」
『えぇ、この頃変なのに絡まれなくなったの。』
変なのに絡まれなくなったA。
「おいてめぇ、Aさんに何しようとした？あ"？」
変なのをボコしていた三途。
──────
最後が雑になるのも自分の癖···
三途との絡みでした！華さん、リクエストありがとうございました！
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寝蜘蛛＊ - 春千夜可愛かったです！できれば灰谷兄弟も絡んで欲しいです。更新頑張ってください。 (2022年3月3日 0時) (
レス) @page18 id: d49ff9d566 (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - リクエストです！場地くんと千冬、一虎が推しなので、この3人との絡みが見たいです！ (2022年2月22日 0時) (レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華 - いえ！こちらこそ素敵な話にしてくれてありがとうございました！ もう推しと推しの絡みが見れて とても満足です！ (2022年1月3日 17時) (レス) @page15 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - リクエストです！ イザナくんとの絡みが見たいです！ お願いします！ (2022年1月1日 23時) (レス) id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 大丈夫です！ 寧ろ長い方が楽しみが増えるので 大好きです！ 気長に待ってます (2021年12月31日 22時) (レス) @page14 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2021年11月23日 19時
