8話 ページ11
「ほら万次郎くんに龍宮寺くん!遅れているよ!」
「いやこれ無理だって、」
「···エマはこんなん履いて歩き回ってんのか?」
ウォーキングという名の地獄の訓練を初めてはや15分。
2人はもうクタクタになっていた。
「···エペルはすげぇな、歩き慣れてるっつうか、すげぇな···」
語彙力皆無になってしまったドラケン。
もはや喋る事もままならないマイキー。
「え、あ、うん、ボクはAサン直々に色々仕込まれた、から、さ、
···ホントはしたくないんだけど、」
「?それって、どういう、」
「君達!あと少しだ!」
手を叩きながらもう少しだと言うルーク。
「なぁ、ルーク、さん?
あの、エペルがなんかワケありみてぇな事言ってんだけど、アイツ何でやりたくもねぇのにこんな事やってんの?」
「嗚呼、そのことは本人に聞きに行って見たらどうだい?」
まぁそれもウォーキングが終わったあとの話だけどもね!そう言いながらあと3分!頑張れ!と後ろ歩きで応援するルーク。
「まじ、さ、何の話してんの?2人と、も、」
「···マイキー、お前もう慣れろよ。」
先程話していた3人はまともに歩けていないマイキーを見て苦笑いを零した。
マイキーは元々バランス感覚が良く、立つだけだったら余裕で行けたのだが、歩くとなると足の裏が酷く痛み嫌だと言う。
「そうだね、少し早いが、龍宮寺くんは結構慣れたようだし、今日はもうお開きにしよう。」
そう言い颯爽とどこかへ去ってしまったルーク。
「はっや、
あ、そーいや、エペル、聞きたいことあったんだわ、」
「え?何?」
ドラケンはさっきルークに話した事をエペルに話した。
「··そっか、気になる?
じゃあ、一応教えるけど、、、
誰にも、言わないでよね?」
「···おう。」
さっきまでとは違い少し緊迫した空気になってしまった。
因みにマイキーは疲れたと言ってドラケンの背中で眠っている。
「簡単に言うと、
···わーがAサンに喧嘩売って負げだ。
そえでしゃべるごど聞がさぃる事なっただげだ。」
「すまん、なって言った?」
「?聞ごえねがったのが?
だはんでわーが···」
「いやそーゆーんじゃなくてよ、なんつったかわかんねぇんだよ。」
「?
あっ、ご、ごめんね、ボクがAサンに喧嘩売って負けたんだ。」
「えっ、」
「えっ、」
「······えっ?」
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寝蜘蛛* - 春千夜可愛かったです!できれば灰谷兄弟も絡んで欲しいです。更新頑張ってください。 (2022年3月3日 0時) (レス) @page18 id: d49ff9d566 (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - リクエストです!場地くんと千冬、一虎が推しなので、この3人との絡みが見たいです! (2022年2月22日 0時) (レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華 - いえ!こちらこそ素敵な話にしてくれてありがとうございました! もう推しと推しの絡みが見れて とても満足です! (2022年1月3日 17時) (レス) @page15 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - リクエストです! イザナくんとの絡みが見たいです! お願いします! (2022年1月1日 23時) (レス) id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 大丈夫です! 寧ろ長い方が楽しみが増えるので 大好きです! 気長に待ってます (2021年12月31日 22時) (レス) @page14 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のの | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年11月23日 19時