#翔 ページ39
スポイトで口に含ませて、飲み込ませる。
それを３回ぐらいしたら、目がトロンとしてきて、寝ちゃった。
真一「今のは、睡眠導入剤を水に溶かしたものなんです。潤くんは元々ストレスが体の不調に出やすい体質なので、精神的なものだと思います。」
智「あの…昨日先輩達が家に来て、松潤が喋るっていうので何人かと話したんですけど…やっぱ、それダメでした？」
真一「いえ、潤くんが喋るって言ったなら大丈夫ですよ。長期的にストレスを感じる状況にあったのが響いてるんだと思います。」
智「…昨日病院も連れて行けなくて…たくさん泣かせてるんですけど…」
真一「子供の頃に虐待で運ばれて来た時より、格段に落ち着いてますよ。そこは、皆さんとの今までの関係性ですから、自信持っていいと思いますよ。」
そうなんだ。
真一「何でも受け止めてやるって感じでどんと構えててあげてください。」
智「はい。ありがとうございました。」
翔「ありがとうございました。」
俺の腕の中で眠ってる松潤の頭を撫でてから、
相葉くんが玄関まで送ってって、帰って行った。
雅「ねぇ、コイツどうすんの？」
相葉くんが、腕にくっついてるニノを指差しながら困ったように聞いてきた。
雅「ちょっと、俺夜ご飯作りたいんだけど？」
和「…」
翔「座薬、どうするの？」
相葉くんと智くんが本格的のキレる前に助け舟。
和「…」
智「はぁ…そっちが無視すんならこっちも無視するからね。」
智くんが厳しくすんのは、ニノが座薬をそこまで嫌いじゃないのを知ってるから。
好きではないだろうけど、自分で入れれるのを知ってる。
雅「俺ご飯作るから。入れてほしかったら、ちゃんと頼むんだよ。」
突き放しつつも、どうしたらいいか１言言っていくのが相葉くんらしいね。
和「…俺の事ほったらかし…」
いやいや、来んな！ほっとけ！って怒鳴ったのはあなたでしょ(笑)
和「…入れて」
どうする？って智くんと目で相談。
智「翔ちゃんに入れてもらって。」
智くん、今日は厳しくいくんだ。
しゃーない。俺が入れてやるか。
翔「ソファ行こ。ズボン脱いで横なってて。準備するから。」
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作者名：さくら | 作成日時：2018年7月12日 17時
