#雅紀 ページ16
ニノはリーダーの膝の上に座って、ゲーム始めた。
智「ねぇ…邪魔なんだけどー」
和「うるさい…」
うるさいって…(苦笑)
助手席の背もたれを倒してるから、松潤の顔が見える。
涙の跡がたくさん…
智「翔ちゃん、ここからだとニノん家が近いよね？」
翔「相葉くん家とは反対方向だけどそうだね。」
智「ニノん家先行ってくれる？松潤寝てるし」
翔「了解。」
智「ねぇ、ここ座れるでしょ。重いんだけど」
和「はぁ…じゃあ詰めてください。」
リーダーを俺の方に詰めさせると、窓側に座った。
智「何でかわかった？」
小声でリーダーが聞いてくる。
雅「よく分かんないんだけど、歳が違うとか何とか。」
智「…わかんね」
雅「うん(笑)」
翔「ニノん家着いたよ。」
和「…」
無言でスタスタと家の中に入ってった。
智「どうしたもんかねぇ…」
翔「ごめんね。」
智「いやいや、無視してんのはニノだし。明日電話してみるよ。」
雅「今何時なんだろ…」
翔「(笑)時間感覚狂うよな。今は、10時。夜の。」
智「結構遅いね。」
翔「だから、一般の患者さんに会わなかったでしょ？」
智「あぁ、確かに。」
翔「もう着くよー」
智「近くにドラッグストアあるっけ？」
雅「すぐそこに。２４時間営業で衣類とか日用品とか売ってたと思う。」
翔「行く？」
智「いい？」
雅「うん。」
翔ちゃんも泊めたらニノが拗ねるかな。
雅「遅いし、翔ちゃんも泊まってく？」
翔「いいの？」
智「相葉ちゃんがいいなら？」
雅「いいよー」
雅「俺松潤と待ってるね。」
翔「おう。」
潤「…んん…」
雅「松潤？」
潤「…んっ…んっんっ…んくっ…」
雅「どうしたー？」
とりあえず、助手席に回って抱き締める。
雅「今ね、俺ん家向かってるの。リーダーと翔ちゃんがお買い物中だから一緒に待ってようね。」
潤「ん、んくっ…んっんっ…」
雅「頭痛い？」
手で頭を抑えるから頭痛いのかと思ったけど違うみたい…
潤「…ぐ…ぐる…る…」
ぐるぐるする？…
あ！
めまいか。
雅「今、ぐるぐるするの？」
潤「…する…んくっ…」
雅「分かった。大丈夫だよ。良くなるからね。」
翔ちゃんに電話したらどうしたらいいかわかるかな？
かけちゃえ！
“プルルル…”
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作者名：さくら | 作成日時：2018年7月12日 17時
