死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ30)

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生存25日目ページ30

そっと左手のひらを空へ向ける

微かな音を立てて空に無数の雹がコビーを取り巻くように姿を現した

『降り注げ、』

そのまま左手を振り下ろせばバラバラと激しく音を立てて地面に降り注ぐ

ヘルメッポとの時は何も障害がなかった

しかし実戦は障害だらけだ

騒音に囲まれているなんて当たり前

それに慣れさせるために雹を降らせた

「えっ、…何が起こって…」

『音に気を取られるな』

状況を把握できないコビー

その間に距離を縮め、攻撃に回った

「痛ッ！」

『今日はこれで終わり』

1発デコピンを食らわせる

さすがに殴る訳にはいかない

絶対怪我させる

「雹が…、なるほど…」

目隠しを外したコビーが周りを見渡して納得している

その間に私は雹を溶かしてまわった

『残念だったね』

「明日は絶対かわしてみせます…!!」

『はいはい頑張れ』

ひらひら手を振って自室へ戻る

さぁ今日も頑張った、さっさと寝よう