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20点目が決まった直後だった。
「誰だアイツ」
「あんなやつうちのチームにいたか？」
よく見ると、グラウンドに入っていくユニフォームを着た少年がいた。実況をしていた子が言うには、去年の大会で一年生ながら活躍したストライカーのゴウエンジ君らしい。去年？でも部員は11人いなかったんじゃ……転校生かな？
審判と雷門の監督が止めに入ったが、帝国のキャプテンが承諾したようだ。にしても、相手側は彼が入ってきた瞬間雰囲気が変わったような…
「もしかして…」
さっき「出てこい」って言ってたのは…彼のこと？
じゃあもともと雷門とじゃなくて、彼と戦いたかったのか…。
それから試合は再開された。帝国側がまたシュートを打ってきたが、ゴウエンジ君はそれを止めることもせず、相手側の陣地へ走り出した。何をするのか…と思っていたその時だった。
円堂君がボールを止めた。帝国が使っていた必殺技と同じような…大きな手が見えた。
もしかして、円堂君は必殺技…使えるように…？
「いけ！豪炎寺！」
円堂君が投げたボールがゴウエンジ君に渡った。そうか、彼はボールが来ることを信じて…
「へぇ、面白い」
そのまま彼のシュートが決まり、とうとう雷門に一点が入った。歓声が上がる。あの帝国から一点をとった。そのことがとても大きかったんだ。
でも20対1。ここから試合終了までにあと何点返せるのか…
「た、たった今帝国学園から試合放棄の申し出があり、ゲームはこれにて終了！」
「…は？」
帝国の選手がぞろぞろ外に止まっているバスへ戻っていく。本当に試合放棄しちゃったの…？このままやってても勝てただろうに…
…いや、まさか……勝つことが目的でこの試合をしていない…？だとしたらずっと待っていたゴウエンジ君……
彼を見るだけだったとしたら、とても大がかりなことをしたんだな…。もうそんなことしか思えなかった。
が、事実上これは雷門の勝ちということになり…現に円堂君たち雷門メンバーは喜んでいる。
囲まれたゴウエンジ君を眺めていると、急にユニフォームを脱いで去っていってしまった。やっぱ部員じゃないのか。そんな彼にお礼をいう円堂君。
「さあ、皆！見ろよ、この１点。この１点が雷門の始まりさ！この１点が俺たちの始まりだ！！」
『おおっ！！』
円堂君らしいな。私が彼に引き寄せられたように、メンバーも…ゴウエンジ君も彼に引き寄せられたのか。太陽のような子だなぁ、なんて思った。
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冷(仮) - イナイレ×ヒロアカだと！？最高じゃあないですかぁぁぁぁ！(更新頑張ってください！) (2019年2月7日 22時) (
レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - やったーーーー！！！！！！夢主かっこいい！！ (2019年1月26日 20時) (レス) id: e08d45dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 面白いし、かっこいいです！！！！更新してください！お願いします！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
晃(プロフ) - 捕縛武器で冬海先生を捕縛したシーンが胸アツで凄くどきどきしました……！！今後の展開もすごく楽しみです！ (2018年8月28日 20時) (レス) id: 661c750830 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2018年7月31日 18時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴 | 作成日時：2017年10月23日 22時
