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―――――ガラ!!
「「菊華・姐御!朝だ!!」」
『…今日、休日なんですけど』
昨日あれだけ言ったのに何故かくの一の長屋にやってきて部屋の戸を笑顔で開ける七松先輩と竹谷くん。
ちなみに、先ほども言ったように今日は休日で同室の愛子は家に帰っています。
……で、話を戻しますが…徹夜で愛子の勉強を手伝って寝不足気味なのに朝早くからお越しにきやがった2人をジト目で睨み付けながら体を起こす。
『で…?なんで2人共ココにいるんですか…?』
「邪な気持ちでのお世話では恩返ししてくれないと言われたが、私はお前と手合わせやバレーが出来るならどんな事でもすると言う意志を見せる事にしたんだ!」
「俺も!姐御にいらないって言われたけど、俺は姐御の右腕であり舎弟であると言う意志を見せるためにこれから頑張って尽くして行くからな!!」
『(えぇぇぇぇ……)』
そう言い、こちらに太陽のようなサンサンとした笑顔を向ける七松先輩と向日葵のような爽やかな笑顔を向ける竹谷くんを見て、思わず顔が引きつる。
頭が痛くなるのを感じつつ、いつまでも寝間着でいるのもいけないと思い腰を上げる。
『とりあえず、着替えるんで2人共出てい……』
「お、着替えるのか!なら私も手伝うぞ!」
「何言ってるんですか七松先輩!姐御の着替えを手伝うのは俺ですよ!」
『……いいから出てけ、これ命令』
そう呟いた瞬間に素早く部屋から出て座って誉めてほしそうに見つめてくる2人が飼い犬のようだと思ってしまったのは仕方ないと思う。
*地味女はワンコに好かれるようだ*
(なぁー!菊華ーまだかぁー?)
(姐御ー姐御ー!)
((土井先生から胃薬もらおうかな…))
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ひょぎ(プロフ) - すごく面白いです!主人公の設定が私の好みです! (2023年4月25日 0時) (レス) id: c91982745d (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - Megumiさん» 忍たま小説書いてます!良ければ一度見に来てください! (2021年6月1日 22時) (レス) id: 432cdd0ce8 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - とても面白かったです!続きがとても気になってます!ぜひお願いします! (2021年6月1日 19時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とても面白いです!!お願いです、更新して下さい!!お願いします!! (2020年9月27日 17時) (レス) id: cfa50364df (このIDを非表示/違反報告)
obipurei(プロフ) - おもしろいです!更新してくださるのを期待してます!! (2020年2月14日 18時) (レス) id: 186218a2f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作之助 | 作成日時:2016年5月12日 0時