愛していれば。【HSJ/オレンジ】-3-

☆124★ 涼介サイド ページ24

〔コンコン〕






侑李「僕出てくるね。」






突然の訪問者は、






大貴「やっほ〜！」






大ちゃんでした。






涼介「どうしたの？」






大貴「お部屋1人だからさ。

遊びきたっ！」






裕翔「あれ？

薮くんたちは？」






大貴「自分達の部屋戻ったよ。」






侑李「ふーん。」






部屋についてるＴＶを3人で見始めた。






大貴「さっきさ、Aが俺らを可笑しくさせるって言ってたよね？」






涼介「えっ、聞いてたの？」






大貴「うん、盗み聞き！」






涼介「でも、俺あの後思った。

Aちゃんじゃなくて、恋愛が邪魔してるんじゃないかなって。」






大貴「じゃぁ、別れた方がいい？」






涼介&侑李「え…」






ＴＶを見ながら真顔でいう大ちゃん。






大貴「なーんてね。

俺は別れないよ。

いくらAが邪魔しても。

恋愛が俺らを壊しても。

だって、俺のAに対する気持ちはただの好きじゃないし。

俺とAの恋愛は、ただの恋愛じゃないし。

それを言いに来ただけ。」






大ちゃんは俺らの顔を見てそう言った。

そのまま立ち上がり、ドアへと歩いていった。






大貴「でもさ。

俺、Hey! Say! JUMPも好きなんだよね。」






大ちゃんはそうセリフを吐くと帰って行った。

今までで1番大ちゃんが分からなかった。

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