三個目の嘘 ページ4
・
『やぁ、三日ぶりだね』
帰り道、
後ろに感じた気配に気付いた僕はそう告げる
チェルベッロ「お久しぶりです。
今日が先日お告げした日です
夜十一時にお越し下さい」
『それね。
指輪捨てちゃった』
ニッコリと自分でも気持ち悪い位に笑ってみる。
僕が気持ち悪いんだ。
相手はもっと気持ち悪いんだろうね
チェルベッロ「！
………なんてことを。
貴方、自分がしたことを分かっているのですか」
『そんなの知らないよ
僕は自分の意志であれを捨てたんだ
こんな僕に指輪を渡した君の責任だよ』
大体、いきなり何？
知らない女に話しかけられて
訳分かんないこと言われて
変な指輪貰って
学校に来い？
『自分勝手にも程があるよねー。
僕には何の説明もなし？
君さ、最低限のルールを知りなよ』
僕が言えたことじゃないけど
「…分かりました、ご説明させていただきます。」
『あ、手短にね。一分以内
一秒でも過ぎたら帰るから』
途端に口をつぐんだ。
大方、内容を纏めてるんでしょ
『早くしてよー
君が一言喋った瞬間から一分ね』
「…私達の世界で有名な二人が、地位を巡って戦っています。
貴方には、その内の一人の味方として、戦って欲しいのです」
へー
三十秒もかからないんだ。
大きく省略したんだろうけど、
まぁいいや
『なーんだ、そんな簡単なこと？
だったら最初からそう言えばいいじゃん。
「殺し合いをして下さい」って。
喜んで引き受けたのにさー』
なんで分かったって？
いやだってさ、戦うっていったって腕相撲とかじゃないでしょ？
だったら選択肢は一つ。
「あーあ、勿体無い」と、
高価なおもちゃを壊した子供の様に腕を組んでいる僕に
女は驚きの表情を浮かべる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白灯 - めだかボックスまじってる？ (2015年9月15日 9時) (
レス) id: 3d2717cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ラウ(プロフ) - カーチェスが男だとばらしたときの言葉ってBLEACHのやつですか？合ってなかったらスミマセン！ (2015年8月9日 19時) (レス) id: 0b7fa14454 (このIDを非表示/違反報告)
ムゥP(プロフ) - 丹蘭さん» 確かにいっぱい入ってますねwwwコメント、ありがとうございます！ (2014年11月14日 15時) (レス) id: 2af4b1b0e8 (このIDを非表示/違反報告)
丹蘭(プロフ) - なんかいっぱい混ざってるけど凄く面白いです！更新頑張ってください！ちなみに僕は江迎ちゃん好きです (2014年11月14日 0時) (携帯から) (レス) id: f259abe618 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 南東ミルクさん» wwww (2014年9月8日 23時) (レス) id: b17f2b3f84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムゥP | 作成日時：2014年8月31日 23時
