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祐基side
Aの事を家まで送って帰っている途中に考えていた。
明日から、Aがまた学校に行く。
やっと行けるようになったってゆう喜びもあるし、またイタズラされたらAの体力が持たないのが気がかりだった。
あのあと、イタズラしたクラスの女子から必死に謝られた。
許せるわけがない。
Aをあんな怖い目に遭わせといて、ごめんねなんかで済む話じゃない。
でも、あの時Aが頑張って外まで来てくれていなかったらきっともっと酷いことになっていただろう。
気づいてやれなくてごめんな。
そんなことを考えて歩いていると、海と明音ちゃんにあった。
2人とも焦っているようだった。
その原因は、鈍感な僕にもすぐにわかった。
明音ちゃんと海は、手を繋いで歩いていた。
祐基「こ、こんばんわ!」
海「お、おおう、」
明音「こんばん、わ。。。」
祐基「二人付き合ってたんだね!」
海「うん!最近からだけどね!」
明音「海くんと付き合えるとなんて思ってなかったから、もう毎日happyだよw」
祐基「それはよかった!w」
海「祐基は?どっかいってたの?」
祐基「うん!Aの診察一緒行ってた!」
海「そうか!大丈夫そう?」
祐基「先生が驚くほど元気だってw」
明音「そっか!よかったです!!」
祐基「ね!よかったよ!」
明音「祐基くん。お姉ちゃん重荷になってないですか?祐基くん、いつかお姉ちゃんと分かれる日が来ちゃうの怖くないんですか?」
祐基「重荷になんてなってない本当に。逆に、Aと居ると落ち着くし、なんか元気になれるの!」
明音「そっか、よかった。」
祐基「それにね、別れの日が来るなんて僕は正直まだ考えられない、それに別れたくない。
でも、分かれてしまう確率は高いでしょ。
だから、悔いのない日々を過ごしてるの」
海「祐基、辛くなったら我慢するなよ」
海のその言葉に、僕の心の中に少しづつ積もっていた不安が爆発した。
祐基「本当は、嫌だ。わかれるなんて嫌だ。死なないで。どこにも行かないで。A。好きだ。どこにも行かないで」
僕は、子供に戻ったかのように泣いた。
海は、そんな僕の頭を撫でてくれた。
明音「でも、今の医学は進歩してる。だから、大丈夫です。絶対に」
海「そうだよ!祐基。Aちゃんが必ずこの世からいなくなっちゃうって決まってるわけじゃない!」
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ぱぴこ - 1週間サバイバルで生きれるかどうかのキヅマニ×やでちゃんさん» 本当ですか!?泣 (2017年8月15日 12時) (レス) id: 256730d08c (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - オリジナルフラグの設定はR18フラグの設定と、関連キーワード設定の間にありますよ!チェックを外せばオリジナルフラグが外れます(^o^) (2017年6月5日 21時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
1週間サバイバルで生きれるかどうかのキヅマニ×やでちゃん - 今回もまた、泣かされました!(笑)(泣) (2017年6月3日 22時) (レス) id: f05f0a9a79 (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年6月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぴこ | 作成日時:2017年5月19日 23時