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足元にノビている悠仁に手を貸すと、同じ様に何度も投げ飛ばされていた恵と野薔薇も寄ってきた。
2人共口にするのは、さっきの悠仁と同じく“Aの身体能力は何処に備わっているのか”というもの。
「大体、五条先生にポイポイ投げられるなら兎も角、Aさん私とほぼ体格変わんないじゃない…なんでよ」
「みんな随分とアイツに虐められてたねぇ。投げ飛ばすだけが指導じゃないのにね」
「でも五条さんの稽古よりも具体的に教えてくれますよ」
「マジ？どっちのが分かりやすい？」
「「Aさん」」
流石にウケない。笑えないよ。そんで傷付いちゃうよ。仮にも教師の指導よりも分かりやすいなんて。
「なんか悲しいなぁ」
「でもAさんなら良い稽古つけてくれるって言ったの、五条先生でしたよね」
「…五条さんそんなこと言ってたんですか？」
気付けばAもこっちに寄って来ていて、怪訝そうに僕を見ている。
久々に彼女と目が合った。…ああそうか、今の僕は目隠ししてるから見れるのか。やっぱり人と目が合うのが何らかのトラウマにでもなっているのだろう。
「まぁね。僕忙しいから君にでも付けてもらえばって言ったんだよ、確か」
「え？それも先生言ってたけど、Aさんは指導者――― 」
「ウーン僕忘れちゃったなぁ。それより続きしなくていいの？午後は任務だよ？」
ハイハイ、と手を叩いて促せば、言葉を遮られた悠仁も、何か言いたげな野薔薇と恵も、渋々といった様子でAに向き合った。
砂埃まるけな3人とは対照に、彼女は傷一つ、埃一つ付けない姿で稽古の続きをしようと少し構える。
この場の全員がとてもいい顔をしている。呪術師らしい表情だ。
そして今にも4人が動き出しそうなその瞬間。
「…ケヒッ。成程なぁ」
禍々しい雰囲気を纏った声が、張り詰めた空気の糸を断ち切った。
悠仁の中の呪いの王は、常日頃そう簡単に出て来ない。現に今は身体を乗っ取ろうとしている訳ではなく、目と口が表面的に現れているだけのようだ。
それでも出てくるということは、ここに何か興味対象があるのか。
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ユシュケ(ユコ)(プロフ) - まめさん» ありがとうございます〜！すごくすごく久しぶりにまた更新しましたのでまた読んでやってください✩ (2022年12月20日 1時) (
レス) @page48 id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - ずっとずっと待ってました！すごくすごく久しぶりに開いたら通知が来ていたので嬉しすぎました泣また頑張ってください！応援してますー！ (2022年9月25日 21時) (レス) @page47 id: 3de5d823fb (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - 妃さん» こちらこそありがとうございます！！時間が経ってしまいましたがまた読んでいただけると嬉しいです♡ (2022年9月4日 1時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - chiaki0708さん» オリジナル要素多すぎて読みにくいかな…？と思っていたのでそれを聞けて嬉しいです！すこ~しずつまた更新していくのでよろしくお願いします！ (2022年9月4日 1時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - はるきちさん» ありがとうございます！ちょこちょこ再稼働し始めたのでまたよろしくお願いします…！！ (2022年9月4日 1時) (レス) @page47 id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時：2021年3月18日 11時
