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「御足労ありがとうございました。もしかしたらまたお伺いするかもしれませんが」
「いえ、次は
それって…と疑問を浮かべた警察官に軽く頭を下げて署を後にする。
まさか私が話を聞かれる側になるとは当初は思ってもいなかった。かといって私から
「確かに、お義母さんには言えない任務って訳だ」
考え込んでいた所為で気付かなかった。ぱっと顔を上げると、辺りはすっかり闇につつまれているというのに目隠しをかけた男が1人。行き先を伝えていた訳でも、頼んでもいないのに、私の居場所くらいさっと割り当てる人物なんて彼しか居ない。
「いつから居たんですか」
「さっき来たとこ♡…って相手が可愛い女の子だったら言ってたけど、30分くらい前から居たよ」
一瞬とはいえ、わざとらしく可愛子ぶった190cm28歳(目隠し付き)など不審者でしか無いだろうに、署の入口に立つ警察官はこちらを見向きもしなかった。
「長いこと待たせてしまったことは謝りますけど、何故来たんです？帰って良かったのに」
「面白そうだったから」
「…どの辺が？」
「オマエが犯罪者みたいに取り調べ受けてると思ったら、面白い以外の感想なんて出てこないでしょ」
見世物なんかじゃない、という言葉を精一杯押し殺して、でも圧縮したかのような大きな大きな溜息が溢れた。仕方ない。五条さんは昔からそういう人だったじゃないか。
帰宅しようと歩き出した彼の後ろを、少し遅れて着いていく。
「質問には全部答えたから次は僕の番ね。何かしたの？」
まるで私が犯罪を犯したかのような言い草だ。私のことを信用…はしていないだろうけど、一応同僚なのにこんな風に言われるのには不満だ。
「別に私は何もしてないです。警察のお世話になるようなことは」
「私
先程のおちゃらけた様子から急にトーンが下がった。隠しているつもりなどなくても後ろめたく感じてしまうこの圧は、やっぱり好きじゃないのに。
「中学時代の同級生が3人同時に死んでしまったらしく、何か知らないか、との事でした」
「それは大変だったね」
で、何を知ってるの？
暗闇でも、その顔が笑っていないことは手に取るように分かった。
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ユシュケ(ユコ)(プロフ) - まめさん» ありがとうございます〜！すごくすごく久しぶりにまた更新しましたのでまた読んでやってください✩ (2022年12月20日 1時) (
レス) @page48 id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - ずっとずっと待ってました！すごくすごく久しぶりに開いたら通知が来ていたので嬉しすぎました泣また頑張ってください！応援してますー！ (2022年9月25日 21時) (レス) @page47 id: 3de5d823fb (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - 妃さん» こちらこそありがとうございます！！時間が経ってしまいましたがまた読んでいただけると嬉しいです♡ (2022年9月4日 1時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - chiaki0708さん» オリジナル要素多すぎて読みにくいかな…？と思っていたのでそれを聞けて嬉しいです！すこ~しずつまた更新していくのでよろしくお願いします！ (2022年9月4日 1時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユシュケ(ユコ)(プロフ) - はるきちさん» ありがとうございます！ちょこちょこ再稼働し始めたのでまたよろしくお願いします…！！ (2022年9月4日 1時) (レス) @page47 id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時：2021年3月18日 11時
