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百九拾四、にゃーん ページ44





山「やばいですよ………!これ………!」

「静かに…!」



彼等と私たちの距離はあと10メートルといったところか


咄嗟に階段の陰に隠れたのはいいものの、袋小路だから見つかれば逃げられない


それにここで見つかれば、上の人間たちを粛清し損ねる


三下だけ捕まえても意味が無いのだ


こうなったら…



「………にゃーん」

山「猫の真似…?!」



一か八かだ、これでも駄目なら闇討ちして目撃者を消そう


成功確率は低いが



浪士「…なんだ、猫じゃねえかよ」

浪士「あれ?人間の声っぽかったんだがなぁ」

浪士「たまに人間みたいに鳴く猫も居るじゃねえか、多分それだ」



…危なかった、攘夷浪士っていうのは存外馬鹿なのかもしれない


二人が肩を竦めながら元の位置へ戻るを見届け、私達も一息つく



山「猫の真似なんて…よくドラマや漫画で見ますけど…」

「いや、本当に成功するとはほとんど思ってなかった」

山「よくやりましたね…まあ似てましたけど」



そんなことを言っているうちに、年寄りの声が聞こえてくる



山「この声がこいつらの頭です」

「…なるほどね」



どうやら取り引きが始まったらしい


仕掛けるなら今だろう


天井裏へ移動し、隙間から下の様子を伺う


ちょうど真上へ行き、山崎と同時に天井ごと突き破って派手に降りた



頭「…だ、誰じゃ!」

「新選組よ。御用改めである。武器を棄てて大人しくしなさい」



って言っても、反撃しないわけがないけど



頭「このネズミ共が…さっさと駆除せんか!」

浪士達「「「オラァァァァア!!!」」」

百九拾五、因果応報→←百九拾三、絶体絶命



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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 土方十四郎   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ユコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/  
作成日時:2018年3月27日 3時

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