穏和な強面リーゼント ページ9
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男の人に突然蹴られ、意識を失った、と
目が覚めてから理解するのにそう時間はかからなかった。
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起き上がるとそこは見たこともない和室で。
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｢おはようございます。って、時間でもないですけど｣
｢っ！｣
知らない声に振り向くと、
葉っぱ……？ をくわえた、リーゼントでスーツ姿の男の人が正座をして座っていた。
｢草壁といいます｣と、その人は優しく微笑んだ。
｢A、……です｣
少し気後れして反応が遅れたけど、わたしも名乗る。
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……たぶん、ここにいるってことは草壁さんはわたしを蹴った男の人の仲間かなにかなんだろう。
でも、彼とは違い、強面でも草壁さんは穏和そうだ。
だから、ちょっとだけ安心しかけた時。
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｢起きた？｣とわたしの左隣の襖が開いた。
身体が、心臓がびくりと跳ねる。
――――黒髪の人……
顔をあげれば、彼とばっちり目があう。
怖い…………。
吸い込まれそうになる、漆黒の瞳を見て、心底そう思った。
目を離せないでいると、彼の方から視線を剃らす。
｢哲、出て｣
その言葉に｢はい｣と返事をし、草壁さんは本当に部屋を後にした。
行かないで、この人と二人にしないで。
そう思ったけど、もちろん口には出せず。
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草壁さんが居なくなり、男の人はわたしの真ん前に少し距離を開けて座った。
先程までとは違い、黒い袴？ を着ている。
ついつい俯いてしまう顔に、彼は｢頭を上げなよ｣と。
恐る恐る従う。
いう通りにしなかったらまた痛いことをされると思ったから。
｢怖い？｣
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彼の言葉に返事をしないでいると、｢A、ばんざい｣とまた訳の分からないことを言われた。
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白雪(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます( *´艸`)続きが気になると言っていただけるのは本当に嬉しいです。100番目……！本当に感謝感謝です。本日続編をあっぷさせて頂きました！二巻でも宜しくお願い致します！ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2015年11月20日 18時) (携帯から) (
レス) id: f5f566915a (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 評価の100番目ゲット！すごく面白いです！ (2015年11月17日 20時) (レス) id: b80ecf61a6 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 衿弥(プロフ) - いつも読んでました！続き、楽しみにしてますね、頑張ってください！ (2015年11月14日 23時) (レス) id: bdd1f8046c (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - つ、続きが気になる展開です。そして夢主ちゃんの出してくる現実的ネタ面白いですw掛け持ち大変ですけど頑張ってください！←と言いながら掛け持ちしてる人 (2015年11月14日 20時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - ひーちゃんめろんちゃんコメントありがと―！最近は返信が遅くなってしまい申し訳ないのですが毎度うえへへ(*´∀｀*)と読ませて頂いてます！怜弥様>>籠目唄からっ！面白いと言って頂けると救われます!!感謝感謝です( *´艸`) (2015年11月14日 19時) (携帯から) (レス) id: f5f566915a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪 | 作成日時：2015年10月29日 19時
