十話 ページ10
自然教室当日
私は学級委員という事もあって、班の班長
学級委員は絶対に班長にならなければいけないから伊野尾とは同じ班にならなかった
それだけは良かった…
バスに乗り込むと、先に座っていた同じ班の雛花ちゃん
「雛花ちゃん、おはよー」
[Aちゃん、おはよっ]
雛花ちゃんは、最初はおとなしめの子かな？って思ってたけど喋ったら結構おもしろかった
雛花ちゃんと楽しく会話してると、前から大嫌いな奴が入って来た
集合時間の5分前に
『ギリギリセーフ！危なっ』
ドタドタと慌てながら私の斜め前の席に座る
班は違いながらも、視界に入ってくるところがうざい
「伊野尾ってさ、本当にだらしないよね」
[伊野尾君はだらしなくないよ！]
急に雛花ちゃんが声を上げた
[伊野尾君はすごい優しいし、真面目だし、すっごい紳士でかっこいいよ！]
目をぎゅっと瞑って、顔を真っ赤にしながら話す雛花ちゃん
その様子は、伊野尾に恋してるかのよう…
「ねぇ、雛花ちゃんって伊野尾の事が好きなの？(小声)」
静かにコクッと頷いた雛花ちゃん
まさか… あんな奴をい好きな人がいたなんて…
でも雛花ちゃんは顔だけが好きってわけじゃなくて、本気で好きなんだっていうのは分かる
「雛花ちゃんは、伊野尾のどこを好きになったの？」
[中学時代に同じクラスだったんだけど、私、イジメられてたの。
ある日ね、机に油性ペンで、黒板にはチョークで私の悪口がたくさん書いてあったの。
私が落ち込んでたら、クラスの人気者だった伊野尾君が消えるはずないのにぞうきんで、
必死に机を拭いてくれたり、黒板を消してくれたりしてさ、凄く優しくてね、
その後、クラスの皆にびしっと言ってくれたの
『何でこいつをいじめるんだよ、こいつ何も悪くないだろ！皆で仲良くやろうよっ』
ってね、その時すっごいトキメキを感じて、一瞬にして恋しちゃった …//]
なんか最近、伊野尾のカッコイイ話しか聞かないんだが…
でも、雛花ちゃんの話を聞く限り本当だな…
もしかして本当にチャラくない？
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いのちゃんBEST(プロフ) - 私も買いました！ヤバイですよね♪更新頑張ってください！ (2016年7月27日 17時) (
レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
いのちゃんBEST(プロフ) - いのちゃん告白!!!可愛い///更新頑張ってください！ (2016年7月26日 22時) (レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - いのちゃんBESTさん» ありがとうございます！いのちゃんこれからどんどんアタックしていきますよ〜 (2016年7月26日 8時) (レス) id: b0ec81c650 (このIDを非表示/違反報告)
いのちゃんBEST(プロフ) - 続き気になります！いのちゃん頑張れ！更新頑張ってくださいね♪ (2016年7月25日 22時) (レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつん | 作成日時：2016年6月3日 19時
