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第44話 ページ45

松平「まぁ職がないってならオジさんがいつでも他の仕事紹介するよ?もっと危険じゃないのもあるし、なんならうちで家政婦なんかでも」

土方(このエロジジィ、Aを辞めさせて自分の家政婦にしようとしてやがる...)

A「おじさん.....悪いが、私はここで働いてたいんだ。」

その言葉にとっつァんは肩を落とす。

近藤「そうだ、とっつァん。あの仕事をAちゃんにやらせてあげればいいんじゃないか?」

松平「あの仕事って、オジさんが持ってきた極秘任務か?」

土方「?!おい、そんな大事な任務まだコイツには...!!」

松平「Aちゃん、オジさん達のかわりにコレを買ってきてくれないか?」

そう言ってとっつァんがチラシをAに手渡す。
俺もそれを覗き込むと、そこには大きくとある有名店のチョコレートの写真が載っていた。

松平「実はオジさんの娘がこれが食べたいって言ってるらしくてな。明日数量限定発売なんだけど、オジさん達のかわりに買ってきてくれないかなァ。オジさん達はどうもこういうのに疎くて、若い女の子達に混じって並ぶのも恥ずかしいもんでなァ....もちろん褒美にAちゃんの好きな物今度何でも買ってあげるからさァ。」

A「こんな事でいいのなら喜んで」

土方「まぁ...危なくは無さそうだな....」

✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩

そして次の日、俺はとっつァんからの極秘任務とやらに行くAを見送った。




と、見せかけて私服に着替えた俺は無理矢理山崎を連れ、直ぐにAの後を追う。

沖田「近藤さんの次は土方さんがストーカーですかィ」

後ろから声をかけられ、ビクッと肩が動く。

山崎「沖田隊長!」

土方「総悟...何しに来た。お前今日休みだろ」

沖田「暇だからちょっと散歩でもと思ってたらたまたまストーカーしてる土方さん見つけちゃったんで」

土方「ストーカーじゃねェよ!!アイツ1人にしてたら前みてェな事になりかねねェだろ·····」

沖田「ほんとAに過保護ですねィ」

山崎「過保護はいいですけど何で俺も一緒じゃなきゃダメなんですか·····」

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作者名:さめ | 作成日時:2019年4月8日 23時

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