第44話 ページ45
松平「まぁ職がないってならオジさんがいつでも他の仕事紹介するよ?もっと危険じゃないのもあるし、なんならうちで家政婦なんかでも」
土方(このエロジジィ、Aを辞めさせて自分の家政婦にしようとしてやがる...)
A「おじさん.....悪いが、私はここで働いてたいんだ。」
その言葉にとっつァんは肩を落とす。
近藤「そうだ、とっつァん。あの仕事をAちゃんにやらせてあげればいいんじゃないか?」
松平「あの仕事って、オジさんが持ってきた極秘任務か?」
土方「?!おい、そんな大事な任務まだコイツには...!!」
松平「Aちゃん、オジさん達のかわりにコレを買ってきてくれないか?」
そう言ってとっつァんがチラシをAに手渡す。
俺もそれを覗き込むと、そこには大きくとある有名店のチョコレートの写真が載っていた。
松平「実はオジさんの娘がこれが食べたいって言ってるらしくてな。明日数量限定発売なんだけど、オジさん達のかわりに買ってきてくれないかなァ。オジさん達はどうもこういうのに疎くて、若い女の子達に混じって並ぶのも恥ずかしいもんでなァ....もちろん褒美にAちゃんの好きな物今度何でも買ってあげるからさァ。」
A「こんな事でいいのなら喜んで」
土方「まぁ...危なくは無さそうだな....」
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そして次の日、俺はとっつァんからの極秘任務とやらに行くAを見送った。
と、見せかけて私服に着替えた俺は無理矢理山崎を連れ、直ぐにAの後を追う。
沖田「近藤さんの次は土方さんがストーカーですかィ」
後ろから声をかけられ、ビクッと肩が動く。
山崎「沖田隊長!」
土方「総悟...何しに来た。お前今日休みだろ」
沖田「暇だからちょっと散歩でもと思ってたらたまたまストーカーしてる土方さん見つけちゃったんで」
土方「ストーカーじゃねェよ!!アイツ1人にしてたら前みてェな事になりかねねェだろ·····」
沖田「ほんとAに過保護ですねィ」
山崎「過保護はいいですけど何で俺も一緒じゃなきゃダメなんですか·····」
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作者名:さめ | 作成日時:2019年4月8日 23時