【銀魂】もしも銀さんに美人妹が存在したら (ページ37)

今日:34 hit、昨日:3 hit、合計:40,972 hit

第36話ページ37

土方「テメェらはこの周辺を捜索しろ!!」

逃げ足の早い桂は私を連れて、林の中に身を潜めていた。

桂「すまない、すぐに縄を解こう。」

そう言うと、桂は私を縛っていた縄を解いてくれた。

桂「お主とはここでお別れだ。林を出て、アイツらに保護して貰え」

遠くで私を探す真選組の隊士達を横目で見ながらそう言った。

桂「今度追われていない時にしっかり詫びはする」

それだけ言い残して立ち上がろうとした桂。よく見ると、頬に細い擦り傷があった。

A『待て、頬に傷がついている』

桂「あぁ、気付かぬうちに木の枝で切ったのだろう」

私は、袂から絆創膏を取り出した。

桂「そんな物は武士には必要ない、そもそもこんなかすり傷に·····」

桂の言葉は無視して、私は絆創膏を彼の頬に貼る。

A『しばらくは剥がすな、じゃあ私はこれで失礼する』

そう言い残し、彼より先に立ち上がると、林を抜けた。